キャリアデザイン学部新入生「２０２１履修相談会」（4／5）を開催いたしました

キャリアデザイン学部新入生「２０２１履修相談会」（4／5）の開催

 キャリアデザイン学部開設2年目の2004年から開催されていた「履修相談会」は、毎年、2年次以上の学部生が新入生のために履修の組み方や大学生活全般の相談やアドバイスを行なう学部の重要な行事です。しかし、昨年は新型コロナウィルスの感染拡大で急遽中止せざるを得ませんでした。準備を進めていたサポートメンバー(※)のうち、コアスタッフが「新入生のためにできることは何か？」と考え、新入生目線に立った『履修の組み方』というＷｅｂ資料を作成し掲示板にアップしました。ですから、昨年の新入生の多くが大学に登校できない中で、先輩が作った資料を頼みの綱として履修を組んだ経験を持っています。こうした経緯から、今年度の「2021履修相談会」は、感染対策に対応しつつ、「大学に行きたい」という新入生の気持ちを最大限に尊重した「対面」型と「オンライン」型のハイブリッド式による新しいスタイルの相談会を開催いたしました。

相談会未経験の新2年生がリーダーシップ力を発揮！
～立役者は先輩4年生！（昨年のコアスタッフ）、1年ぶりに功を奏する～　

「登校できなかったからこそ、不安な新入生の気持ちが分かる」と、積極的にスタッフに立候補した新2年生７人がそれぞれ役割分担を決めました。また、昨年度コアスタッフだった新4年生が「私たちが先輩から教えてもらった履修方法や領域選択の経験などを分かりやすく伝えたい」と語り、キャリアデザイン学部で学んできた「他者サポート」の経験を生かして、新入生をリードするソーシャルスキルを実践的に引き継いだ形で行われました。コアスタッフ9人が中心となり、それぞれのネットワークでピアスタッフを集め、資料を作成し、事前打合せ等はＺｏｏｍ（オンライン）を有効に使って、土日や夜間の時間帯に積極的に集まり準備を進めてきました。

相談会当日は、2～4年生総勢36人のメンバーが富士見坂校舎3階の8教室で、感染対策を取りながら、実施しました。基礎ゼミクラスごと分散して集まった新入生たちに対し、スライドで説明したり、キャンパスツアーをしたり、コロナ禍での大学生活全般について相談やアドバイスをしながら先輩・後輩同士の交流を深めました。

参加した新入生のアンケート調査（228人回答）からは「大変満足」「満足」が99％を占め、スタッフの対応に関する評価では「大変よかった」「よかった」が100％で、「先輩が丁寧に質問に答えてくれたので不安な気持ちが和らいだ」などの声も上がっており、1年ぶりに復活した履修相談会は成功裏に終わりました。この経験を、ぜひ来年の相談会にも引き継いでいきたいと思います。

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※ 履修相談会において新入生をサポートするメンバーをピアアドバイザー（ＰＡ）と呼んでいた（鈴木えり子 2016「法政大学キャリアデザイン学部紀要第13号」p121、2016年3月）が、ここでは、企画から運営、実施等を行う中核メンバーをコアスタッフと称し、当日の新入生サポートのみを実施するメンバーをピアスタッフと称する。