本学部では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、以下の通り教育課程を編成・実施する。
- 教育課程
教養教育科目と専門教育科目(キャリア・スタディーズ専門科目、関連科目及び自由科目)から構成する。
教養教育科目(ILAC[市ヶ谷基礎]科目)においては、幅広く深い教養および総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養する。
キャリア・スタディーズ専門科目は理論系科目群、方法系科目群、実践系科目群、演習科目によって構成し、「発達・教育キャリア」「ビジネスキャリア」「ライフキャリア」の三領域を軸に系統的な履修を促す。
- 初年次からの段階的な教育
初年次には教養教育科目を幅広く履修することに加え、アカデミック・スキルの習得を目的としつつ学部の専門教育科目への関心を高めるねらいも併せもつ「基礎ゼミ」を1年次春学期の必修科目に位置づけ、少人数演習型授業として実施する。
また、1年次春学期にはキャリアデザイン学部における学びの導入科目(基礎Ⅰ科目)として「キャリアデザイン学入門」を必修科目に位置づけ、秋学期からは各領域の入門科目(基礎Ⅱ科目)およびキャリア・スタディーズに資する学問分野の基礎を学ぶ科目(基礎Ⅲ科目)の履修を促す。
併せて1年次春学期より、社会のしくみや他者のキャリアを理解するとともに、自己のキャリアについて考えを深める科目(共通科目)の履修も促す。
また、1年次秋学期にはキャリア・スタディーズに必要な調査スキルの習得を目的とする「キャリア研究調査法入門」を必修科目に位置づけ、2年次春学期の「キャリア研究調査法(質的調査・量的調査)」の選択必修へとつなげる。
- キャリア・スタディーズ専門科目
(1)理論系科目群
「基礎Ⅰ~Ⅲ」および「共通科目」の幅広い履修を踏まえて、「発達・教育キャリア」「ビジネスキャリア」「ライフキャリア」の3領域のいずれかを軸にしつつ、2年次からは「専門Ⅰ」科目、3年次からは「専門Ⅱ」科目において専門的な学びを深めるよう促す。これらと「関連」科目をあわせた系統的な履修を促す。
(2)実践系科目群
国内外の企業や地方自治体、学校やNPOなどにおいて、人々と直接かかわる実践を通して、「自己のキャリアを開拓する力」「他者のキャリアを支援する力」の形成を図る実践系科目群を選択必修科目に位置づけ、知識と実践の統合を促す。
(3)少人数演習型授業(演習)
「基礎ゼミ」および「キャリア研究調査法入門」「キャリア研究調査法(質的調査・量的調査)」の履修を前提に、2年次秋学期から4年次にかけては、専門的な学びを深めることを目的とした少人数型の演習(ゼミ)を設け、卒業論文の執筆を通じた研究成果の取りまとめを促す。