な行

中野ゼミ

な行

中野ゼミは、設定したテーマを実証的に分析し、その成果を研究発表会・論文等を通じて、社会に発表することを目標としています。

以下では、学生目線から見た中野ゼミの3つの特徴を紹介します。

①幅広い研究テーマを扱う

中野ゼミで扱う研究テーマは広範囲に及びます。就職・結婚および金融問題等、学生自身で関心のあるテーマを設定します。
最近では、下記のテーマで研究が行われました。

  • 「どのような企業が新卒採用を重視しているのか」
  • 「どのような女性が幸せな結婚生活を送っているのか」
  • 「会計基準変更により株式市場の評価はどう変化するのか」多様な考え方の学生が集まっているので、議論が活発であり、物事に対して多角的な考え方が養われます。

②社会的に意義のある成果を目指す

学生各々が異なる研究テーマを設定しています。しかしながら、目標は共通にあり、「社会的に意義のある成果を残すこと」です。従って、ゼミの研究活動では、以下のことを重視しています。

  • 「研究のオリジナリティ」 

やってみようと思った研究がすでに行われたもので、内容に変わりがないものであれば、「研究のオリジナリティ」がなく、社会的に意義の薄い研究になってしまいます。そのため、自分が関心のある研究テーマに関して、以前にどんな研究がなされているのか、十分に調査をします。そして、先行研究が明らかにしていないことを私たちは解き明かしていきます。

  • 「統計学的手法」 

上述のようなことを解き明かすために、「統計学」の手法を用います。自身の考え方に基づく主観的な判断では、社会的に意義のある成果とはいえません。客観性を持った事実、科学的に根拠のある事実であるかどうかが重要です。そのため、検証データをもとに「統計学」の手法を用いて、客観的で科学的な根拠を見出します。 
今までになかった「オリジナリティ」のある成果を生み出すことは、とても難しいことです。しかし、100%(既存の成果)の範囲を超えて、101%以上(オリジナリティのある成果)を生み出す考え方・方法は、社会に出てからとても役に立つことです。

③研究活動の楽しさ・苦しさ

中野ゼミに入ってから、最初かつ最大の関門は、他大学と合同で行われる研究発表会です。この研究発表会にたどり着くまでは、とても険しい道のりです。何度も大きな壁が立ちはだかります。正直なところ、私は、自分の能力の限界を感じ、辞めようと思ったこともありました。 しかし、その苦しみながら出した研究成果に達成感を、また、研究発表会で多くの人に聞いてもらうことに、大きな喜びを感じます。そうした研究活動を通じて、大きな壁を乗り越えるとともに、思考力、精神力、ともに大きく成長したと実感しています。
 

おわりに

今まで皆さんが受けてきた「授業」では、問いが用意され、答えがあらかじめ決まっていることが多かったと思います。しかし、「研究」は、問いを自分自身で立て、自分自身で答えを探しにいきます。そこに、研究の楽しさがあります。是非、中野ゼミに入って研究の楽しさを味わってください。

記事  4年 湯浅大地