ま行

松尾ゼミ

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ゼミのテーマ

テーマは、多文化共生と教育です。「差異と共にいかに生きていくのか」「異なる人々がありのままに生きられる社会をどうつくっていくのか」を追究する教育のあり方について考察しています。

ゼミの活動

ゼミの活動は、個人研究とグループ活動があります。個人研究を通して、問いの立て方、文献の読み方、資料の収集や分析の方法、レジュメや論文の書き方、プレゼンの仕方などを学びます。最終的に、興味・関心のあるテーマを主体的に選択して、卒業論文を執筆します。また、グループ活動では、設定したテーマに基づき、外国人児童生徒などの多い学校を訪問したり、多文化を探訪しに街に出たりして、調査研究や支援活動を行います。グループ活動を通して、コミュニケーションを取りながら、協働して問題解決することを学びます。

ゼミの様子

2022.1 4年生最後のゼミ

4年生の大学生生活での最後のゼミです。秋学期のめあての振り返り、学生研究発表会のリハーサルの後、輪になり乾杯をして、一言ずつお別れの言葉を交わしました。今年は対面できてよかったです。

2021.10 ダイバーシティプレゼンコンテスト

3年生が東京都のダイバーシティプレゼンコンテストに出場しました。「POSSO?-私が、あなたが、できること-」をテーマにしたプレゼンでした。昨年はオンラインでしたが、今年は東京国際フォーラムのステージで、すばらしいプレゼンをしてくれました。

2021 秋学期
『「移民時代」の多文化共生論』の章を分担して、チームで協力してプレゼンを行いました。新しい2年生も合流し、2,3,4年生のチームで、グループワークやゲームなども工夫した発表でした。ミニ・ヒューマンライブラリーでは、「本」をいっしょにつくったり、「本」になって自分自身について語ったりして、自己理解を深めるとともに、ゼミのメンバー同士の相互理解を図りました。ゼミ活動でたくさん発言することでそれぞれ、多文化の理解が深まるとともに、コミュニケーション力がついてきていることが実感されます。

2021.7 ムスリム大学生活ハンドブックの作成
まとめの活動として、大学へ提言することを目的にムスリム大学生活ハンドブックを作成しました。
クオリティーの高いハンドブックに仕上がりました。

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2021.7 東京ジャーミー
ムスリムについての学びの一環で、日本で最大のモスクである東京ジャーミーに行きました。下山さんの説明を興味深くお聞ききし、ムスリムについての理解がぐんと深まりました。

2021.6 マヒヨリさんとの交流

ウズベキスタンからの留学生、マヒリヨさんにお願いし、Zoomでムスリムのご自身について語っていただいて、質疑応答をしました。

2021 春学期
「イスラームを知ろう」をテーマにゼミを行いました。ムスリムについて学び、ムスリム学生生活ハンドブックをつくって大学に提案することをめざしました。Zoomから始め、3回目からはようやく対面でできるようになりました。ムスリム理解に向けたグループワークをたくさんやりました。

2021.3 2期生卒業
2期生が巣立っていきました。コロナで大変な1年でしたが、今年は卒業式ができてよかったです。

2021.2 JICA地球ひろばワークショップ
今年もJICA地球ひろばに行きました。ESDについてワークショップをしていただき、国際協力・援助に関する展示を見て学びました。

2020.11 横浜移民資料館・中華街フィールドワーク
7日と15日に分けて、横浜移民資料館と中華街のフィールドワークを行いました。日本から移民した人々や中華街のなかの異文化について学びました。

2020.10 ダイバーシティプレゼンコンテスト
3年生がダイバーシティプレゼンコンテストに参加しました。コロナの影響で、本年はオンラインで実施されました。準備が難しい状況のなかで、「心のソーシャルディスタンス-心のバリアを解き放とう-」をテーマに、すばらしいプレゼンをしてくれました。

2020.9 秋学期 Zoomでのゼミ
秋学期は、新しい2年生が合流しました。コロナのため引き続きオンラインでの授業でした。諸外国の多文化教育をテーマに調べ学習を行い、2,3,4年生のチームで協力してプレゼンを行い、海外の取り組みを学びました。

2020.7 春学期 服部先生のご講演
春学期は、外国につながる子どもたちの教育問題について、グループワークをして学び合いました。教科書にした『多文化共生の学校づくり』の著者である服部先生にも、講演をしてもらいました。

2020.3  1期生卒業
1期生が旅立っていきました。コロナの影響で、卒業式は中止となってしまいましたが、学位記授与式のときに集まってくれました。

2019.11 多文化共生プレゼン大会に出場
東京都が主催する「ヒューマンライツ・フェスタ東京2019」の多文化共生プレゼン大会に出場しました。ゼミでの参加は、今回が2回目になります。このプレゼン大会を目標に、3年生7名が、アイデアをぶつけ合い、動画をつくり、プレゼンの練習をして、連日、夜遅くまでがんばってきました。本番では、十分に力を発揮して、最高のパフォーマンスをしてくれました。このプレゼン大会の経験を通して、3年生は大きく成長しました。

プレゼンの題目は、「心のフィルター―東京から起こるカラフルムーブメント-」でした。身の回りのちょっとした偏見に焦点をあてた3分間の動画でプレゼンは始まります。プレゼンの内容を練り上げる過程で、法政大学のLGBTサークルのプリズムの皆さんとも交流しました。

2019.11 にんじん日本語学校の留学生との交流
にんじん日本語学校の留学生との交流を継続的に行っています。今回は、中国人留学2名と韓国留学生1名との交流でした。日本語学校の課題として、大学生の結婚観について、大学生の生活事情について、大学生の車事情について、大学生にインタビューしてくるということで、これらのトピックをもとに意見の交換を行いました。

2019.10 神楽坂の多文化マップづくり
多文化マップをつくりました。神楽坂の街を分担して、2年、3年、4年の縦割りグループで歩いて、どのような多文化があるのかを探索しました。見つけた多文化をスマホで写真にとってきて、メモをもとに、多文化マップを作成しました。多文化といってもグループによって観点が異なり、たいへん興味深い地図に仕上がりました。

2019.9 後期ゼミの始動・・・Welcome 2年生!
2年生が合流し、後期ゼミの始動です。ジュースで乾杯して、新しい2年生を迎えました。ゼミの始まりは、全員の30秒スピーチから始まります。1週間で見つけてきた多文化について紹介し合います。ゼミでは、2年生、3年生、4年生が交流できるように、縦割りのグループをつくり、いっしょに体験したり、グループワークをしたりする活動を中心に進めています。

2019.9 ゼミ合宿
今年のゼミ合宿は、山梨県の山中湖村「清風荘」において2泊3日で行いました。4年生は、それまで取り組んできた卒業論文についてのプレゼンを行い、批評し合いました。3年生は、11月に出場する多文化共生プレゼン大会に向けて、考えてきた構想を発表して、検討し合いました。4年生と3年生が共に学び合う充実した機会となりました。

合宿ではまた、バレーボール、バスケットボールなどのスポーツで汗を流したり、バーベキューに舌鼓を打ったり、また、花火を楽しんだりなど、よく学びよく遊んだ中身の濃い合宿となりました。

2019.7、2019.6 東京ジャーミイ・トルコ文化センターへ行こう
東京ジャーミイという日本で最大級のモスクが代々木上原駅の近くにあります。イスラム教についての理解を深めてもらおうと、土日、祝日には、2時半から、モスクを説明しながら案内してもらえ、イスラム教についての講話を聴くことができます。ゼミでは、6月と7月に2回に分けて、東京ジャーミイを訪問しました。

東京ジャーミイは、伝統的なオスマン・トルコ様式のモスクです。そこで、ゼミ活動では当日、まず、新宿にあるトルコレストランのウスキュダルで、トルコ料理のランチを食べました。フランス料理、中華料理とともに世界の3大料理に数えられるだけあって、とてもおいしかったです。

新大久保の駅から歩いてすぐのところにイスラム横丁があります。トルコ料理の後は、このイスラム横丁を散策しました。イスラム教徒を対象としたケバブのレストラン、スパイスやハラールの食材を売っている店などを見て回りました。東京にもイスラム教を信じている人々がたくさんいることが実感される散策でした。

イスラム横丁を巡った後に、いよいよ東京ジャーミイに向かいました。モスクは、ドームやミナレット(塔)などの特徴的な外観をもち、中には、マッカの方向を示す壁のくぼみであるミフラーブ、礼拝の前に手足や顔を清める洗い場などがありました。東京ジャーミイには、ハラールフードを提供するお店も開かれていました。
写真は、6月に訪問した3年生の写真で、モスクの建物の中の様子になります。幾何学的なアラベスク模様がとても美しい内装になっています。

グローバル化が進むなかで、日本にはすでに世界のほとんどの国や地域の人が在住しており、イスラム教徒もたくさん暮らしています。モスクというのは、イスラム教の礼拝所、祈りをささげるための建物ですが、婚姻や葬儀、教育、情報交換、助け合いの場としても機能していて、ムスリムコミュニティの中心となっています。今回のゼミ活動は、多文化化の進む日本を実感できるものとなりました。写真は、7月に訪問した4年生の写真です。

2019.6 異文化間教育学会でゼミ紹介の活動発表&交流会、明治大学(中野)
前期のゼミは、日本最大級のモスク、東京ジャーミイに行こうということで、「イスラム教を知ろう」のテーマをもとに進めてきました。6月の異文化間教育学会の折に、ゼミ紹介の活動発表&交流会というイベントがあり、3年生がイスラムについてのポスターを作成して発表し、他大学との交流を行いました。

2019.6 ムスリムのニルファルさんと話そう
法政大学への国費留学生であるムスリムのピルマトウァ・ニルファルさんをゼミにお招きしました。イスラム教の信仰や生活、出身国ウズベキスタン、日本に来て感じることなどについて、興味深い話をお伺いすることができました。



2017.12
今年、始まったばかりのゼミです。
ゼミ生は、2年生の12人(1名、留学中)。海外や多文化に興味津々で、とても個性豊かなメンバーです。

ゼミは、30秒スピーチから始まります。
多文化や異文化に関わることなら何でもOK。生活の中での異文化への気づき、海外を旅行したときの経験など、毎回、笑えるエピソード、びっくり仰天の体験談が飛び交います。

多文化マップづくりもしました。法政大学の構内を3人グループで歩いて、身近な多文化の探索です。でき上がった地図は、例えば写真のようになりました。コメントをみてみると・・・

  • 法政にこんなに多文化があふれているとは・・・
  • 新しい発見があった。
  • グループによって違っていて、興味深かった。

今は、興味関心をもつトピックについて、順番にプレゼンをしています。文献から関心をもった章を選んで読み込み、自分でも調べて、レジュメを作成して発表します。最後に、自分で立てた問いをもとに、文献や資料を収集して研究レポートにまとめます。
 追究している問いは、例えば・・・

  • 多言語環境で育つ子どもは、どのように言語を習得するのだろうか
  • 児童期の異文化体験は、その後の人生にどのような影響を与えるのか。
  • 外国人集住地域での日本の学校は、どのような教育を行っているのか。
  • 外国人留学生は、ソーシャルスキルをどのような場面で必要とするのか。
  • オーストラリアやアメリカなどでは、偏見・差別を低減するためにどのような工夫をしているのか。

ゼミの歴史は始まったばかりです。これからどんな活動やイベントをしていくのか、どのようなゼミにしていくのか、ゼミのメンバーといっしょに話合いながらつくっていく予定です。