あ行

梅崎ゼミ

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質的調査論×地域マネジメントのゼミ!

こんにちは!梅崎ゼミです。
現在、私たち梅崎ゼミは、2年生12人、3年生10人、4年生10人の計32人で活動しています。地域マネジメントによる地域活性化・コミュニティデザインについて、観察法やインタビューなどの質的調査手法を通じて学んでいます。2年は、地域マネジメントや質的調査法に関する文献を読み込みながら調査力を見つけます。3年からは、いよいよ本格的な地域調査がはじまります。3年は共同調査が中心で、4年は個別調査で卒業論文を書きあげます。

地図作りに夢中

毎年、梅崎ゼミには、調査力を身に付けるために多くのゲスト講師をお呼びしています。2014-15年は、「地図を読みほどいて、行ったことのない地域について知る」をテーマに「空想地図」で有名な今和泉隆行さんにお越しいただきました。また、インタビュー論の外部講師授業では、日本テレビの元プロデューサーで現在LIFE VIDEO株式会社代表取締役社長の土屋敏男さん、プロインタビュアーの木村俊介さんにインタビュー術について講義いただきました。

参考

空想地図!?

サードプレイスとは?

2015年度、梅崎ゼミでは、地域活性化のために「サードプレイス」という専門用語をキーワードとして調査することにしました。都市化・ライフスタイルの多様化などに伴い、地域コミュニティーの衰退や孤立が問題視されています。そんな中で、地域の人々が集まる場、つまり地域コミュニティーの生まれる場が注目されています。家(ファーストプレイス)とも職場や学校(セカンドプレイス)とも異なる憩いの場、それがサードプレイスです。「このサードプレイスが地域コミュニティーに影響を与え、結果として我々のキャリアを豊かにしてくれるのではないか!」と考えて私たちは日々調査に励んでいます。

銭湯に目を付ける!

我々が目を付けたサードプレイスは、銭湯♨です。銭湯は、仕事にくたびれた人々の癒し空間であり、地域交流の居場所である(成りうる)と考えたからです。
実際の調査は、かなりハードです。様々な銭湯を訪問し、客層やサービスを覆面観察し、その後インタビュー調査を行います。銭湯だけが調査対象ではなく、街角おじさんアンケートや世代間交流NPO訪問などを行いつつ、ゼミメンバー内で議論を重ねています。
最終目標は、「新しい銭湯の型」を提案することです。そして銭湯の良さを多くの方に知ってもらおうと勝手に応援団を結成しています。まずは、銭湯調査の記事を随時Facebookにアップしています。
なお、上記の調査報告はゼミ内に止まらず、学習院大学との合同ゼミ報告などを行っています。現在は、いままでの調査内容・提案をゼミ生全員で文章にして、報告書を作成するために準備を続けています。

地元(神楽坂)でも活動

梅崎ゼミは神楽坂のほおづき市や阿波踊りのお手伝いを代々行っています。このお祭りを通して神楽坂の人々との交流を深めています。商店街の方々はもちろん、普段あまり接することのできない神楽坂で暮らす人々に直接触れることで地域活性化を実践的に考えることも、ゼミの共同研究の目的です。

神楽坂のお祭りのお手伝い

地域調査の夏合宿

夏休みの合宿は主にインタビューによる取材を行います。毎年テーマにそった「まち」をゼミ生で決め、事前にその地域について調査し、インタビュー先のアポイントをとります。先生のアドバイスはありますが、ゼミ生が主体的にすべてを決めていきます。
今年は、近鉄奈良駅から北側に広がるエリア「きたまち」を訪ねました。昔ながらの町並みが広がるなかで、明治期から続く老舗和菓子屋さんや、奈良町の地域活性を行っているNPO「なべかつ」のボランティアの方にインタビューを行いました。予想以上に取材することの難しさを各々痛感し、そして地域活性について改めて考えさせられる合宿になりました。

奈良合宿集合写真

最後に、梅崎ゼミのモットー

梅崎ゼミのモットーは“ゆるく、まじめに”です。まじめにやるときはやる、遊ぶ時は遊ぶ、メリハリのあるゼミです。机上の勉強だけでなく、フィールドワークやインタビュー取材など体を動かしながら学んでいます。そして、私たち3年生は“銭湯”というテーマをもって研究をしているため、どうすればよりよくなるのかについて常に話し合い、研究の試行錯誤を繰り返しています。楽しさも辛さもゼミ生みんなで味わっているため、ゼミでの充実感がとてもあります。
2015年度梅崎ゼミ3年生