授業内容紹介

体験型選択必修科目

授業内容紹介

概要

2年次以降、全員が「体験型選択必修科目」を履修します。日々の授業等で得た知識や理論を、インターンや実習を通じて自身の経験として発展させ、将来社会で働くことを含めた、「主体的に考え生きる力」の形成をはかります。

プログラムは、国内外の企業や法人等での就労体験や、他者のキャリア支援サポートの実践、地域の方々との関わりから課題を考える実習など、多彩なテーマで構成され、自身の関心の深いものに挑戦することができます。

また、各プログラムは実習や体験のみならず、実習前の充分な事前指導や少人数でのグループワークを伴うので、安心して参加できるうえ、自分ごととして考えながら、社会の本質を捉える習慣が身に付きます。

キャリア体験学習_国内外インターンシップ

国内外の企業やNPO法人などでのインターンシップです。キャリアデザイン学部では、実習本番へ向け、およそ半年間の事前学習を行い、実習先の概要や働く組織について自分なりの考えを深めるプログラムを採用しています。事前学習や夏休み期間の実習を含め、授業と自身の体験をひとつのPDCAサイクルとしてイメージし、実践することにより、働く場を、憧れや別世界ではなく、自身の未来として捉えることができます。職業観・就業観について自分なりの考えを持つことができた先に、「学生生活をどう過ごすか」が見えてくるはずです。

インターン先は、大手監査法人やテレビ番組制作会社、地方自治体などのほか、自身で企業や組織にアプローチしての参加も可能です。

2020年度・2021年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインもしくは国内のみのインターン実施となりました。

(掲載体験AB)体験AB_酒井クラス春学期2021より_企業へのグループプレゼン.JPG

キャリア体験学習_国際(ベトナム/台湾)

アジアと世界の中で生きていくグローバル人材の育成を目指し、ベトナムや台湾への2週間の体験学習を実施しています。

ベトナム実習――旅行者としてではなく「異国で生きること」を、現地での生活を通して学びながら、言語教育への参加によってことばでの国際交流を体感します。また、ベトナム企業で働く日本人・ベトナム人の方々へヒアリング調査を行い、自身の研究における実態を探るなど、アジア経済で加速的に重要な役割を担うようになったベトナムについて、多角的・立体的に理解を深めます。

2020年度・2021年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、「ホーチミン工科大学日本語学部」の学生と協同での研修とし、キャリア・将来の夢など、お互いの国での文化や生き方を考えるプログラムを実施しました。

台湾実習――現地の日本企業での研修、茶道体験やパイナップルケーキ作りなど、台湾ならではの文化体験や就業体験、共同生活などから若者同士の交流を図り、同じアジアでも異なる価値観や意識形成を学びます。日本に近く、歴史的な関係も深い台湾で得た気づきは、世界と関わりながら楽しんで働く未来のための、大切な一歩になります。

2020年度・2021年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインで現地の大学生や企業と交流したほか、台湾に関係のある日本国内の施設・機関でのフィールドワークを中心に行いました。

キャリア体験学習_企業とのコラボレーション

企業と協力して社会における課題や企業の発展に寄与する産学連携プログラムです。販売促進手法や商品開発、マーケティング、イベントの企画・運営など、企業から提示される多種多様な課題に5~8名の少人数で取り組みます。

およそ8か月をかけ、社会の現状や課題と向き合い、答えが一つではない解決策を自ら生み出す経験を積むことで、学生としてのみならず、社会の一員として、世界の動きやニーズをとらえる数少ないチャンスを得ることができます。

キャリアサポート実習_中高生へのキャリア支援

自身のキャリアだけでなく、他者のキャリア形成を考え支援する実習として、中高校生に対してキャリア教育を行うプログラムを実施しています。

一方的に指導を行うだけでなく、相手の話を聞き、意見を引き出すために、どのような角度から、働くことや人生への理解を促すべきか、自身で考えたプログラムをもとに実践していきます。

このように、傾聴やアサーション、ファシリテーションといった他者のキャリア支援に必要なソーシャルスキルを身につけ、考えることで、社会の中で周囲とかかわりながら生きていく力を形成します。

  • 高校での実習風景

  • 実習で作成したワークシート

地域学習支援

地域社会ではどのようなニーズが高まっているのか、地域支援のためにはどんな視点からのアプローチが考えられるのか、地域に根差した活動を行うNPO法人などへの実習を通じて、ますます期待が高まる学習支援者としての視点を習得します。

取り組むテーマは、地域の環境問題や青少年自立支援、多文化理解など、実習先の特性や役割によって様々。現代社会における課題に触れながら、今後ニーズが高まる「社会教育士」の資格取得を目指すことができます。