お知らせ

キャリアアドバイザー通信「今できることを」

  • 2020年03月31日
お知らせ

市ヶ谷キャンパスのまわりの桜も華やかに咲きそろい、いよいよ春の到来です。大学は春休みの最終盤。例年であれば、私たちキャリアアドバイザーにとっては、晴れやかな笑顔の卒業生を見送り、新入生を迎える準備や支援している体験型授業の新学期準備など、忙しくも活気に満ちた時期です。しかし、今年は新型コロナウィルスの影響で卒業式や入学式は中止、新学期授業のスタートも遅れる異例の事態になっています。この通信を書いている3月下旬の時点では、日に日に感染者数が増え、先行きの見通しも不透明な状況が続いています。学生の皆さんもそれぞれの場所で、落ち着かない気持ちで不安な日々を過ごされているのではないでしょうか。

 

そんな中、先日就活中の新4年生と話をする機会がありました。「コロナ(の影響)はみんな同じ条件なのだから仕方がない。今できることをしっかりやろうと思っています!」というきっぱりとした言葉、そしてエネルギーに満ちた表情に、こちらも目が覚めたような気持ちになりました。今年の就職活動は、就活イベントの相次ぐ中止、面接のWEB化(オンライン化)など、昨年までとかなり異なるものになっています。その学生は、「今できることは何だろう?」「今だからこそやっておきたいことは何だろう?」と懸命に考え、改めて自己分析を深めることや、オンライン面接対策等に積極的に取り組んでいる様子でした。

 

確かに、今までは意識せず自由にやっていた様々なことができなくなった今こそ、自分自身と向き合い、本当にやりたいことや大切にしたいものは何なのか、何を幸せだと感じてどんな人生を送りたいのかなど、自分の軸になるものについて改めて考える絶好の機会かもしれません。また、多人数での対面コミュニケーションが制限されている中で、WEB上でのコミュニケーションや情報のシェアも急激に増えていますので、オンラインツールの知識や効果的な使い方を学ぶことも今後に役立つことでしょう。

 

この時期をどのように過ごし、その後にどう繋げていくのか。皆が同じような状況下にあっても、それに対してどのような意識で取り組み、対応するかによって、それぞれのその後は違うものになっていくように思います。

 

私たちキャリアアドバイザーにとっても、状況に応じてどのように柔軟かつ効果的に、学部生の皆さんへの学習支援・キャリア支援を行っていくのか、知恵を絞りながらチャレンジする春、とも言えそうです。

 

個人個人が今できることを実行し、そしてお互い支え合い助け合いながら、この難しい時期を一緒に乗り切っていきましょう!

                                   りんりん