お知らせ

「大学では宝物を見つけるために冒険をしよう」(キャリアアドバイザー通信)

  • 2020年01月28日
お知らせ

新しい年になり、気持ちも新たにスタートをしていることと思います。皆さまは2020年の目標はもう立てましたか?今年は日本でオリンピック、パラリンピックが開催され、日本中がお祭り騒ぎになることと思います。それと同時に、あちこちにビジネスチャンスが転がっているかもしれません。

さて皆さまは、大学の中に実は宝物がいっぱい転がっていることをご存知ですか?大学に来ることを、ただ単位を取って卒業するためのものと考えているとしたら、ちょっと立ち止まって考えてみることをお勧めします。もしかしたら、想像もしなかった宝物に出会えるかもしれません。
大学を卒業して社会に出ると、大学時代のように、こんなに自由に勉強する時間は無くなります。もちろん、銀行、保険会社や旅行代理店などでは、業務に必要な資格試験の為の勉強が待っていることでしょう。しかし、そこには学びたいものを学ぶという自由度はありません。何故なら、企業はお給料を払って資格試験の勉強をしてもらっているからです。

大学では、学びたいものを自分の好きなように自由に学ぶことができます。もちろん学部によっては、必ず取らなくていけない専門科目はありますが、大学にはいわゆる自由に選択できるアイラック(ILAC)科目が用意されています。そこには、今まで聞いたこともない【宗教論】、【哲学】、【現代の錬金術】、【心理学】、【大学を知ろう<法政学>への招待】などの科目もあります。そのような科目は、興味がないから無駄と考えている人もいるかと思いますが、実は学んで無駄なものはほとんどないのです。学びには、日常生活や会社でのコミュニケーションツールとして使える知識が沢山あります。例えば、もし同じ法政出身の人に会った時、【法政学】を学んでいたら、話が膨らんで早くに打ち解けられたり、親近感を抱いてもらったりするかもしれません。【心理学】を学んでいたら、人間の心理を使ってセールスがうまくいって商談が成立するかもしれません。【哲学】は、遠い昔から人間が悩み、考え、議論しあい、答えを追い求めていたものなので、今の自分に響く内容があるかもしれません。社会に出て、自分から学びを考えるのは、結構難しいものです。講習を受けるのには料金がかかりますし、仕事をしながらの学びは、時間をやりくりして捻出しなくてはいけないからです。

私は大学を出た後に、一般企業で26年間働きました。その中で強く感じたことは「大学で、もっと勉強しておけばよかった。大学であの授業を取っておけば、もっと仕事に役立ったかもしれない。」ということです。企業を退職後に、勉強がしたくてもう一度大学に入りなおしましたが、2度目の大学での学びは宝の山でした。私も最初の大学では、あまり勉強していなかったので、改めて大学のありがたさを感じたのかもしれません。
大学にある宝物は、学びだけではありません。皆さんの周りには、困ったときに助けてくれる場所が沢山あるのをご存知ですか。履修がよくわからない時、アドバイザールームを訪ねてみてください。学年に合わせて一緒に考えます。海外に留学してみたいけど様子が知りたいと思った時、グローバル教育センターを活用してみてください。「法政大学派遣留学制度」や「認定海外留学制度」などの説明をしてくれます。就職活動について知りたい時、キャリアセンターがあなたの知りたい最新の情報を教えてくれます。人間関係に悩んでいたり、食欲が落ちてよく眠れなかったりした時などは、学生相談室の専門のカウンセラーが相談に乗ってくれます。

大学では、あなたたち一人一人の学生さんが、大学での暮らしを少しでも過ごしやすくするために、たくさんの学生生活支援を行っています。一人で悩まないで、気軽に相談してみてください。大学には宝物が沢山あるので、ぜひ探す冒険をしてみてくださいね。                                            

(Moco)