法政フォトジャーナル(2012年度)

公開講座「企業家活動でたどる日本の食品産業史―日本食品産業の改革者に学ぶ―」第3部を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2013年01月09日
法政フォトジャーナル(2012年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、12月8日(土)に公開講座「企業家活動でたどる日本の食品産業史―日本食品産業の改革者に学ぶ―」(全3部・有料)の第3部を開催し、講師・司会・関係者を含む計36名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)。

本講座では、食品産業における代表的な企業家を取り上げ、彼らの経営思想や革新的な行動を通して、わが国食品産業の歴史的発展過程とその特色を検証します。
明治維新以降、日本に様々な外来文物が流入して衣食住にわたる洋風化・近代化が進展しました。このことを背景に食品産業でもさまざまな企業が生成、近代企業としての形を整え始め、激しい企業間競争を展開するようになります。食品産業は第2次世界大戦後も著しい発展を続け、私たちの食生活を豊かなものにしてくれました。こうした企業を支えたのは創造的で積極果敢な企業家活動であり、そこから学ぶべき教訓は多いはずです。また今後の食品産業のあり方を展望するうえでも、彼らの活動は示唆に富んでいると思われます。
講師は、イノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーと外部の専門家が担当します。

当日は、本講座の企画者の一人である宇田川勝教授(当研究センター所員、経営学部)の司会のもと、石川健次郎氏(同志社大学名誉教授)が「新たな食文化の形成:安藤百福(日清食品)/藤田田(日本マクドナルド)」について、宇田川教授と共に本講座を企画された生島淳氏(高知工科大学マネジメント学部講師、「企業家史研究会」メンバー)が「在来食品工業の改革:二代茂木啓三郎(キッコーマン)/七代中埜又左エ門(ミツカン)」について、それぞれ講義を行いました。

本講座は、今回の第3部をもって終了となります。第3部までのプログラム等については、下記リンク先をご参照ください。

石川健次郎氏

石川健次郎氏

生島淳氏

生島淳氏

宇田川勝教授

宇田川勝教授

会場の様子

会場の様子