法政フォトジャーナル(2012年度)

シンポジウム「中小企業の環境経営と温暖化対策」開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2012年08月08日
法政フォトジャーナル(2012年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、人間環境学部堀内行蔵研究室と共催で、7月25日(水)に、市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワー26階スカイホールで、「低炭素経済社会における中小企業の環境経営の展開と可能性」科学研究費補助金研究成果発表シンポジウム「中小企業の環境経営と温暖化対策」を開催し、受講者88名を含め、講師・関係者など計104名が参加しました。

現在、世界経済はさまざまな問題に直面しています。なかでも地球温暖化に関しては、二酸化炭素(CO2)の問題が深刻な社会問題となっており、その解決は世界的課題になっています。大企業での対策はもとより、これからは中小企業での対策も一層重要になります。

人間環境学部堀内行蔵研究室では、科学研究費補助金を得て「低炭素経済社会における中小企業の環境経営の展開と可能性」をテーマに研究を行っています。このたび、この研究成果をふまえ、シンポジウムを開催しました。

当日は、清田しづか氏(サステイナビリティ創造研究学会)の総合司会のもと、堀内行蔵教授(人間環境学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員)の開会挨拶と基調講演「持続可能性について」に続き、鶴田佳史氏(大東文化大学環境創造学部専任講師)による科学研究費補助金研究の報告「『中小企業の環境経営とCO2対策』に関する実態調査の結果概要」が行われました。

パネル討論「低炭素経済と中小企業の環境経営の展開」では、モデレーターの向井常雄氏(サステイナビリティ創造研究学会理事長、前法政大学教授)の司会進行のもと、パネリストの大西邦男氏(株式会社ひかり発酵技術研究所代表取締役社長)が「ひかり味噌の環境への取り組み」、川村雅彦氏(株式会社ニッセイ基礎研究所上席主任研究員)が「3.11以降の中小企業の環境経営について~環境経営学会『ISO14001認証取得の中小企業のCO2削減に関するアンケート』から~」、長谷川直哉教授(人間環境学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員)が「地域社会における企業システムのリコンストラクション―排出量取引と中小企業の経営行動-」と題して報告を行い、活発な議論が行われました。

堀内行蔵教授

堀内行蔵教授

鶴田佳史氏

鶴田佳史氏

向井常雄氏

向井常雄氏

大西邦男氏

大西邦男氏

川村雅彦氏

川村雅彦氏

長谷川直哉教授

長谷川直哉教授

清田しづか氏

清田しづか氏

基調講演

基調講演

パネル討論

パネル討論

質疑応答

質疑応答