お知らせ

【開催報告】「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2025」を開催しました

  • 2025年12月10日
お知らせ

2025年11月17日~12月12日に「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2025」を開催しました。

ジェンダー、セクシュアリティ、多文化交流、障がい等幅ひろいテーマで、学生スタッフによる企画を含む14のプログラムを実施し、延べ770人の皆様にご参加いただきました。(動画の再生回数を含む。)

ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

各プログラム実施報告

Discover Ukraine: ウクライナのアートと文化に触れる3つの体験

日時 2025年11月17日、11月25日、12月10日
場所 メディアラウンジ(市ヶ谷キャンパス外濠校舎1階)、大内山校舎Y405教室
参加人数

11月17日:14人 11月25日:7人 12月10日:14人

プログラム詳細
学生スタッフからの開催報告

法政大学でこのイベントを開催できたことに、深く感謝するとともに、大変光栄に思っております。このイベントの目的は、ウクライナとウクライナ文化についての知識を広め、それを通して異文化理解と協力を深めることでした。日本の皆様だけでなく、多くの方々にイベントにご参加いただき、大変嬉しく思います。
残念ながら時間の制約により、全てを網羅することはできなかったかも知れませんが、関心を持ってくださった参加者の皆様と、いつもできる限り多くのことを共有していきたいと考えています。
このイベントが、ご来場いただいた皆様にとって、ウクライナへの理解を深めるきっかけとなり、意義のある時間となっていれば幸いです。私たち自身にとっても、多くの学びと気づきのある、非常に意義深い経験となりました。
私たちは皆、この世界に生きています。ですから、調和を促進し、より良い共生社会の実現につなげていければと考えています。 その一歩として、互いを知り、理解を深める場を今後も大切にしていきたいと考えています。

  • プィーサンカ(イースターエッグ)ワークショップ の様子

  • 完成したプィーサンカ作品

  • ウクライナをテーマにしたプレゼンテーション&映画上映の様子

法政レインボーほっとラウンジ ~セクシュアルマイノリティや、そうかも?と思っている人&アライのための居場所

日時

2025年11月19日、25日、12月11日 13:30~15:30

場所

DIVERSITY LOUNGE(市ヶ谷キャンパス富士見ゲート1階)※25日のみオンライン交流会

参加人数 15人 ※3日間の参加者合計
プログラム詳細
学生スタッフからの開催報告

「法政レインボーほっとラウンジ」は、セクシュアルマイノリティやそうかも?と思っている人とアライ(味方、理解者)のための居場所です。1か月に1度、対面とオンラインで交流会を開催しており、Diversity Weeks 期間中は、12月11日に「クィア短歌~作ろう、触れよう、持ち寄ろう」を開催しました。
学生スタッフが持参した歌集からの選出短歌や自作短歌を短冊状に切った紙に書いて、それに関連しながら思い思いの話をしました。作品に対する共感を聞いたりしながら、自作短歌を自らと切り離された「作品」として語ることができて、嬉しかったです。 

 

12月対面クイア短歌開催時の様子

バリア・アドベンチャー ~市ヶ谷キャンパスのバリア(障壁)を考えよう

 

日時 2025年12月1日~12月12日 9:00~17:00
場所 法政大学市ヶ谷キャンパス各所
プログラム詳細
学生スタッフからの開催報告

このイベントは誰でも楽しく参加できる場から、バリア・バリアフリーの世界へと関心を広げてもらい、障がい者のようなバリアが見える人たちの世界について知らない人や誤解している人に、楽しく学びながら正しい理解を促すことを目的としました。
 イベント内容は大学で実施したユニバーサルデザイン調査の結果をもとに、キャンパス内のバリアフリーに関するポイントを設置し、スタンプラリー形式で校舎内のポイントを巡ってクイズを解いてもらう体験型イベントでした。
 イベントに参加することで、スタンプラリーならではのワクワク感を楽しみつつ、大学のキャンパス内にも様々なバリアやバリアフリーがあることを認識してもらい、参加者の方々が今までよりも障がい者の世界について、知るきっかけにすることができました。

バリア・アドベンチャーチェックポイントの様子

バリア・アドベンチャーチェックポイントの様子

En(縁)×食を通じた多文化共生

日時 2025年12月1日~12月5日 昼休み
場所  富士見坂ホール
参加人数

約126人 ※5日間の参加者合計

詳細

 

学生スタッフからの開催報告

「En(縁)×食を通じた多文化交流」と題して、水餃子の調理・販売と多文化交流会を開催しました。今まで異文化交流に触れなかった学生にも、「食」という身近な体験を通して自身の世界を広げてほしく、このイベントを企画しました。
水餃子を購入してくださった皆さんとお話しする中で、「何の団体が企画しているのか」や「DEIセンターが何をしているのか」という質問をしてくださり、DEIセンターの知名度が高まるのを肌で感じて大変嬉しく思いました。また111皿販売し、おいしかったと言ってくださったことに達成感を感じました。
多文化交流会では日本人学生と留学生が気軽に会話できる場を作りたかったのですが、開催の告知不足で参加者が集まらず、十分に開催することができませんでした。
本イベントではDEIセンターの学生スタッフの他に、GBP(経営学部の英語プログラム)の学生やスタッフの友人にも手伝っていただき、無事にイベントを終えることができました。協力してくださった皆さん、ありがとうございました。そしてこのイベントが、DEIセンターやGラウンジなどの法政大学内の施設に足を運ぶきっかけになって頂けたら幸いです。

水餃子販売の様子

The world is more colorful with you

日時

2025年12月1日~12月5日 常時

場所

(市ヶ谷)メディアラウンジ・田町校舎2階掲示板
(小金井)東館1階マルチユースホール

参加人数 約149名
詳細
学生スタッフからの開催報告

このイベントは「知る」だけでなく、自分自身のあり方や周囲との関わり方を見つめ直すきっかけとなり、誰もが安心して過ごせる社会の実現に向けた一歩につながることを願って企画しました。性の多様性基礎知識やLGBTQ+年代ごとの障壁、「トランスジェンダーのリアル」等のパネル展示や、プライドフラッグのミサンガづくりやジェンダーに関するカードゲーム、無意識の偏見やマイクロアグレッションを題材にした動画上映・四コマ漫画等の参加型イベントを行い、計149名の参加がありました。

参加者からは「展示に夢中になって全部読んだ」「年代別の障壁や漫画が理解しやすく多くの人に知ってもらいたい」「とても心強い」「安心と勇気をもらった人が多いと思う」「知らなかったを認識することが理解に繋がる一歩と感じた」「自分らしくいられる心地よい空間だった」などの感想をいただきました。

予想以上に多くの感想をいただき大変嬉しく感じています。参加者の反応を通して、LGBTQ+について発信すること自体が、誰もが安心して過ごせる空間づくりにつながることを改めて実感し、イベントの意義を再確認しました。企画準備を進める中で、学生スタッフである私たちもLGBTQ+について学び、社会のあり方を見つめ直す機会となりました。感想を寄せてくださった方、展示をご覧頂いた方、関心を持ってくださったすべての方に心より感謝申し上げます。

展示の様子

キャリアのリアルって?~社会人学生と語る これからの未来~

日時

2025年12月2日 12:30~14:00

場所

市ヶ谷キャンパスボアソナードタワー 0706 教室

参加人数 9人 
プログラム詳細
学生スタッフからの開催報告

法政大学に通う3名の社会人学生をパネリストに迎え、第一部ではパネルディスカッション、第二部では受講者とともにワークショップを実施しました。パネリスト3名はそれぞれ異なる業界・職種のバックグラウンドを持ち、パネルディスカッションでは、大学院で学ぶ動機、仕事と学業の両立、キャリア形成の課題や工夫など、社会人学生ならではのリアルな経験が共有されました。
ワークショップでは、登壇者と学生が気軽に会話できる場となり、参加者一人ひとりが自分自身のキャリアや学び方について新たな気づきを得ることができました。
社会人学生だからこそ知り得る多様な学びの方法や、継続的な学習の価値について考える機会となり、参加者同士の新たなつながりを創出する充実したイベントとなりました。

ディスカッションの様子

障がい理解講演会「バリアを超える、その一歩」

日時

2025年12月3日 17:00~18:15

場所

大内山校舎Y404教室

参加人数 22人
プログラム詳細
学生スタッフからの開催報告

参加者が障がいのある人の世界を自分ごととして考えるきっかけをつくり、社会のバリアやコミュニケーションについて一緒に考えてもらうことを目的としました。
志磨村先生のお話や参加者同士のグループワークを通して、聴こえの多様性について知るときっかけとなり、障害についても私たちできることを改めて考える良い機会となりました。
参加者からは「聴覚障がい者の症状が千差万別である事や、外見からでは分かりにくいなどという事実を認識できました」、「”その人はどんな人だろう”、”この人はどんなことに困っているんだろう”と、目の前の人について考えることを厭わない人間でいたいと思いました」といった声が寄せられました。

講演会の様子

共感!“らしさ”と気持ちのくじ引き展

日時 2025年12月8日~12月12日 常時
場所 メディアラウンジ(市ヶ谷キャンパス外濠校舎1階)
参加人数

約70人 ※5日間の参加者合計

プログラム詳細
学生スタッフからの開催報告

本企画は、大学生が日常の中で直面する感情労働や性別役割分業意識に気づき、共感や対話を生むことを目的として実施しました。展示やくじ引きといった参加型の形式を通じて、「なんとなくモヤモヤする」経験を可視化し、自分や他者の感じ方を振り返るきっかけを提供しました。

当日は約70名が参加し、感情労働や性別役割分業に関する「あるある」を体験してもらいました。実施を通して、これらの言葉自体の認知はまだ十分とは言えないものの、日常の中で該当する経験をしているという実感を持つ参加者が多いことが分かりました。一方で、「現在は当てはまらない」と感じる参加者もおり、価値観が少しずつ更新されつつあることを実感しました。

参加者からは「展示やくじ引きの内容に共感した」「自分の経験を思い出した」といった声が多く寄せられました。内容が特定の立場に偏らないよう工夫する点には苦労しましたが、参加者が「あるある」と共感してくれたことが印象に残る、意義ある企画となりました。

また、本企画はゼミ生一人ひとりが意見を出し合い、試行錯誤を重ねながら準備・運営を行いました。全員で一つの企画をやり遂げたことで、参加者の反応を直接感じることができただけでなく、ゼミとしての一体感や大きな達成感を得る機会にもなりました。  

展示の様子

 気づかぬままの偏見ーマイクロアグレッションを紐とく

日時

2025年12月6日 13:00~15:30

場所

DIVERSITY LOUNGE(市ヶ谷キャンパス富士見ゲート1階)

参加人数 8人 
プログラム詳細
DEIセンターコーディネーターからの開催報告

本イベントは、日常の中で無意識に起こりうる「マイクロアグレッション」について理解を深め、多様な価値観を尊重し合うことを目的に開催しました。講師には、本学グローバル教養学部卒業生の梶野杏奈さんを迎え、アクティビティやグループディスカッションを通じて、偏見や先入観がどのように生まれるのかを参加者と共に紐解きました。まずはテニスボールを使ったアクティビティから始まり、様々な視点から偏見に気が付くワークを実施しました。
参加者からは「アクティビティを通してマイクロアグレッションを自分事として捉えようと思った」や、「状況によっては自分も加害者になりうる視点は常に持っておきたい」という感想を頂きました。
DEIセンターで土曜開催のイベントは初めての試みでしたが、8人の参加者と共に対話が深まり相互理解が生まれる様子は印象的でした。2時間半という時間があっという間で楽しく有意義な時間となりました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

HOSEI DIVERSITY 講座シリーズ

配信期間 2025年11月17日~12月12日
再生回数 173回(配信講座10本の合計)
プログラム詳細

本学教員によるダイバーシティ関係の講座シリーズ全10本をオンデマンド配信し、様々なテーマからDEIについて学ぶ機会を提供しました。

受講者からは、以下のような感想が寄せられました。

  • 「分かりやすく、多くの学びや課題発見があった」
  • 「隙間時間を活用して視聴できる点がありがたかったですし、無理なく学べる工夫がされていると感じました。来年も楽しみにしています。」

DIVERSITY WEEKs終了後も、一部の講座シリーズは以下より視聴できます。※法政大学学生・教職員限定(要統合認証ID)

多摩国際交流フェア

HOSEI DEI FEST

お問い合わせ

法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)