2024年11月18日~11月30日に「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2024」を開催しました。
3回目となる今回は、「誰もが安心して過ごせる大学へ~多様性、包摂性、公平性をもっと身近に」をテーマに、協力学生による企画を含む11のプログラムを実施し、延べ2,713人の皆様にご参加いただきました。(動画の再生回数を含む。)
ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
日時 |
2024年11月18日、21日、22日、25日、28日、29日 13:00~16:00 |
場所 |
DIVERSITY LOUNGE(市ヶ谷キャンパス富士見ゲート1階)※25日のみオンライン交流会 |
参加人数 | 約33人 ※10日間の参加者合計 |
プログラム詳細 |
法政レインボーほっとラウンジの様子
「法政レインボーほっとラウンジ」は、セクシュアルマイノリティや、そうかも?と思っている人&アライのための安全な居場所づくりとして、協力学生が企画・運営しました。グラウンドルールやちらしの作成、当日の空間づくりにおいても、細やかな準備のもと、性的マイノリティやアライにとっても学内でより安全に過ごせる居場所が作られました。
【おしゃべりスペース】と【静かにのんびりスペース】と二つのスペースが設けられ、日替わりで設定したトークテーマをもとにお話ししたり、ジェンダー・セクシュアリティ関連の本や手芸キット、学生が製作した塗り絵などを用意し、読書をしたり休憩したりできる空間になりました。
協力学生の皆さんを含め、6日間で述べ33名の参加があり、終始和やかで、温かい時間が流れていました。
企画をした協力学生の感想は以下のとおりです。
「私は本イベントにおいて「学校内の当事者たちの安全な居場所を作る」を目標に企画を立てていきました。幸いなことに、集まってくださった学生スタッフの方々、そしてDEIセンターのコーディネーターの方々のおかげで、この目標を達成できました。ありがとうございます。そして、私の2番目の目標、「学校の後輩たちに居場所を伝える」も達成できるよう、これからもレインボーほっとラウンジを継続するため努力したいです。」
DIVERSITY WEEKsをきっかけに、今後も学生企画の居場所づくりを継続できるよう、取り組んでいきたいと思います。
日時 | 2024年11月18日~11月29日 12:00~16:00 |
場所 | メディアラウンジ(市ヶ谷キャンパス外濠校舎1階) |
参加人数 |
約1055人 ※10日間の参加者合計 |
詳細 |
多様性がより身近なものになるよう、ユニバーサルデザイン(以下UD)についての展示を行いました。
協力学生が作成した左利きあるあるやUDの基礎知識などをまとめたポスターの掲示、利き手の調査のほか、文房具や玩具等のUDグッズ、左利き用の手帳や、両利き用のトランプ等の展示を行いました。多くの方が手に取って体験することで、来場者が自身の生活におけるダイバーシティへの関心を高めるきっかけとなりました。
来場者からは、「私も左利きだが、右利き製品に慣れてしまっており、左利きの製品と触れ合う機会がなかったので良い機会となった」、企画した協力学生からは、「情報収集、デザインなど、メンバー同士で得意なことを活かし合いながら役割分担して進めていくことができた。一人ではできないことをみんなでできたと感じる」といった感想が寄せられました。
利き手調査の様子
ユニバーサルデザイングッズの様子
日時 |
2024年11月26日、27日、28日 12:20~13:10 |
場所 | メディアラウンジ(市ヶ谷キャンパス外濠校舎1階) |
参加人数 | 約69人 ※3日間の参加者合計 |
プログラム詳細 |
ランチタイム・ティーブレイクでの交流の様子
世代間交流をテーマとしたイベントを開催しました。経験豊富な社会人学生から「キャリア」「医療」「持続可能性」というテーマで「リアルな」話を気軽に聞けるイベントになりました。
学生からは「自分はいずれ社会人学生になりたいと考えていた。働きながら学ぶというスタイルを認知できた」
社会人学生からは「今回のイベントのような、社会人+一般学生が共に創り上げるブースを学祭でもチャレンジできたら嬉しいです」という感想が寄せられました。
また、「RSP(社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム)って知ってる?」という問いには、約83%が「NO」と回答していましたが、今回のイベントを通じて、本学にはRSPなどで学ぶ社会人学生が在籍しており、多様な学生がともに学ぶ大学であることを知るきっかけを提供することができました。世代間交流を通して、相互に包摂性のあるコミュニティ形成を行うための良い機会になりました。
日時 | 2024年11月18日~11月28日(アクティビティ:11月21日、28日 13:10~14:50) |
場所 | メディアラウンジ(市ヶ谷キャンパス外濠校舎1階) |
参加人数 | 約134人 ※アクティビティや展示等の参加者合計 |
プログラム詳細 |
大学内でのマイクロアグレッションやジェンダーバイアスといった社会的な問題に対して、認知の向上を促すためのポスターキャンペーンや動画上映、ジェンダーに関するアクティビティを行いました。
学生が手作りした人生ゲームは、出生・就職・結婚といったライフイベントに潜むジェンダーの問題を体験的に学ぶことを目的としており、参加者が楽しみながら学べる機会となりました。
大学生活における多様性や認識の相違についての理解を深め、共感を広げるきっかけとなりました。
佐伯ゼミのアクティビティ(人生ゲーム)の様子
日時 | 2024年11月27日 13:10~14:50 |
場所 | 大内山校舎Y805(市ヶ谷キャンパス) |
参加人数 | 約40人 |
法政大学卒のオリンピアン(アイスホッケー女子)鈴木世奈さんと、パリパラリンピックにも出場したパラアスリート(パラトライアスロン)秦由加子さんをお招きし、社会で役立つDE&Iのヒントを学べるトークショーを行いました。
世界的に活躍するアスリートとして様々な経験をされている中で、マイノリティや生きづらさを感じた経験や、それをどのように乗り越えてきたか。多様性を認め合い、個性がいきる社会になるためには何が必要かについて、ご自身の経験に基づいてお話いただきました。
DE&Iをテーマにしたアスリートトークショーの様子
社会をつくる一人として、相互理解の重要性や、固定観念に囚われずにチャレンジすることの大切さなどを学ぶ貴重な機会になりました。
日時 | 2024年11月25日、11月27日 |
場所 | 大内山校舎前(市ヶ谷キャンパス) |
ヴィーガンカレー等を販売するキッチンカーや、ハラール認証を受けたケバブ等を販売するキッチンカーが出店しました。
ランチタイムには学生や教職員の行列ができ、食を通して、楽しみながら多様な文化や習慣を知るきっかけとなりました。
ヴィーガンカレー等を販売するキッチンカー出店の様子
配信期間 | 2024年11月18日~11月30日 |
方法 | オンデマンド配信 |
再生回数 | 363回(配信講座16本の合計) |
プログラム詳細 |
本学教員によるダイバーシティ関係の講座シリーズ全16本をオンデマンド配信し、様々なテーマからDEIについて学ぶ機会を提供しました。
受講者からは、以下のような感想が寄せられました。
「魚住智広先生の講義が勉強になりました。体育・スポーツという、一見するとダイバーシティと距離があるテーマを切り口に、ダイバーシティを学べるという視点が斬新でした。」
「コンパクトな時間に各研究者のエッセンスが凝縮された、無駄のない内容だった点と、そもそもの各講座のテーマが非常に時宜を得ていた点で非常に良かったと思います。」
主催 | 障がい学生支援室 |
日時 | 2024年11月19日~11月29日 |
場所 | 外濠校舎3階ギャラリー(市ヶ谷キャンパス) |
プログラム詳細 |
障がい学生支援室学生サポートスタッフの有志による企画・制作によるブース出展を実施しました。
「障がい学生等の災害時対応」やバリアフリーマップの展示のほか、障がい学生支援室学生サポートスタッフ体験(ノートテイク支援、昇降机設置支援)、白杖、視覚障がい体験ゴーグルなどの障がい体験を実施しました。
「実は身近な障がい学生支援」展示の様子
協力 | ハラスメント相談室 |
配信期間 | 2024年11月18日~11月30日 |
方法 | オンデマンド配信 |
本学学生向けに、ハラスメントをしない、されない、見過ごさないために、アカハラ・セクハラの内容を中心に解説する動画を配信しました。
主催 | キャリアデザイン学部 |
日時 | 2024年11月18日~11月22日 |
方法 | オンデマンド配信 |
プログラム詳細 |
キャリアデザイン学部とダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)の共催でシンポジウムを開催しました。
多様な価値観のなかで生きること・働くことが重要になっている時代において、DEIとキャリアデザインについて、様々な視点から考える機会として、5つのセッションを配信しました。
法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)
市ヶ谷キャンパス富士見ゲート1階