トピックス(2019年度以前)

2016年度 関東アメリカンフットボール連盟1部リーグ「オール関東24」に選出された生命機能学科徳山翔輝くんと学部長が対談をしました

  • 2017年04月10日
トピックス(2019年度以前)

    対談者
徳山翔輝君(生命機能学科4年/東京都立三田高校出身)
生命科学部学部長  石垣隆正
生命科学部准教授  越智英輔

2017年1月16日,関東アメリカンフットボール連盟1部リーグの監督並びにマスコミ関係者の投票により,2016年度の「オール関東24」が決定し,本学生命科学部生命機能学科3年(2017年3月31日対談時点)の徳山翔輝君がディフェンス部門で選出・表彰されました。今季リーグでの活躍や学問と部活の両立について、徳山君と学部長石垣先生、本学部体育担当の越智先生が対談しました。

石垣:「オール関東24」ディフェンス部門選出おめでとう。実は、私アメフトにそれほど詳しくないのですが、この表彰について少しお話してもらえませんか。
徳山:ありがとうございます。このような場に呼んでいただけるとは思っておりませんでしたので、正直なところ驚き、またうれしく思いました。アメフトはプレイヤーの役割分担がはっきりしている競技で、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームにわかれます。私はディフェンスリーダーをしておりまして、本年度は怪我にも苦しめられたのですが、チームのみんなの協力にも助けられて何とか選んでいただけることができました。大学2年の時に引き続いて2回目の表彰となります。
石垣:2回目ですか。それはすばらしい。アメフトはいつから始めたのですか?
徳山:高校からです。中学のときにアイシールド21という漫画を読んで興味をもちました。高校はアメフト部のある都立三田高校を選んで入学しました。
石垣:なるほど、高校の頃からですか。高校卒業後、法政に入られたわけですが、法政のアメフト部の特徴は何でしょうか。
徳山:「学生」が主体になって自分達で考えてトレーニングやゲームの組み立てをしているところです。もちろん、コーチも熱心にサポートしてくれますが、学生主体というのは他の大学にない特徴だと思います。
越智:それはいいですね。アメフトのようなスポーツは頭脳を駆使する必要があると思います。私はバレーボールの戦術戦略に関わったことがありますが、自分の分析結果を実際の試合に生かせた時は大変うれしかった記憶があります。アメフトもそのような印象を受けるのですが、どうでしょうか。
徳山:そうですね、その通りです。アメフトも戦術がとても重要です。自分や相手チームプレーヤーの動きや配置をPC上でシミュレーションしながら、自分達で論理的に戦術を考えています(実際にPC上の画面をみせる)。このことに私が理系学生であることが非常に役立っていると思っています。自分がディフェンスリーダー、副将(2017年1月より)に選んでいただけたのも、理系的なセンスを評価していただいたのではないかと考えています。
石垣:「理系」という言葉がでてきましたが、徳山くんは元々理系で、生命科学が勉強したくて本学の生命科学部に入学したのですか。
徳山:はい。高校のころから生物が大好きで、遺伝子DNAとか細胞にとても興味があり、頑張って勉強してきました。生命科学部の生命機能学科では細胞、DNA、タンパク質各分野で先端的な研究がおこなえることに惹かれて、受験しました。生命機能学科の授業ではロジックが大事ということを常々教育されていて、そのことがアメフトの戦略を考えるときや、下級生に戦略を説明するときに役立っています。
石垣:理系は実験、実習が大変だと思いますが、部活との両立は大丈夫でしたか?
徳山:たしかに、特に1年生は必修科目が多く大変でした。時間割も1限〜5限まで詰まっていたので、部活は抑えながらの活動にならざるを得ませんでした。
石垣:練習はどこでおこなうのですか?
徳山:川崎です。
石垣:川崎は小金井から距離があるから移動が結構大変ですね。
徳山:1年生は友人達の協力も得ながら、何とか乗り越え、2年生からはアメフトに力を入れられるようになりました。生命科学という好きな学問分野だったから1年生を乗り越えられたのだと思っています。
越智:最後に来年度(2017年度)の目標を教えてください。
徳山:今年は早稲田、慶應、法政が同率一位でしたが、得失点差で惜しくも3位になり悔しい思いをしました。来年は優勝をします。
石垣:来年度は卒業研究もありますが、文武両道で頑張って下さい。応援しています。
徳山:ありがとうございます。今年の1月にチーム愛称が「トマホークス」から法政カラーである「オレンジ」に変更になりました。気分を一新して、頑張ります。
石垣:本日はありがとうございました。

 

2017年3月31日(金)10:00〜11:00東館会議室にて実施

 

 

小金井キャンパス東館入り口で撮影。
左から生命科学部体育担当 越智英輔准教授、生命科学部学部長 石垣隆正教授、
生命機能学科4年徳山翔輝くん、 2016年度生命機能学科学科主任 金子智行教授