ゼミ・研究室紹介(2019年度以前)

金融の基礎から最新知識まで 英語を駆使しながら習得 世界的な視野を広げる(経済学部国際経済学科 ジェス・ダイヤモンド 准教授 ゼミ)

  • 2019年11月12日
ゼミ・研究室紹介(2019年度以前)
前列左から、澤田悠里さん(経済学科3年)、ジェス・ダイヤモンド准教授、佐々木杏樹さん(国際経済学科2年)、後列左から戸田ビニシウスさん(国際経済学科3年、ゼミ長)、安倍正貴さん(国際経済学科3年)、奥山峻作さん(国際経済学科3年)

前列左から、澤田悠里さん(経済学科3年)、ジェス・ダイヤモンド准教授、佐々木杏樹さん(国際経済学科2年)、後列左から戸田ビニシウスさん(国際経済学科3年、ゼミ長)、安倍正貴さん(国際経済学科3年)、奥山峻作さん(国際経済学科3年)

「ファイナンス(金融)の基礎知識を中心に経営、株式投資、仮想通貨など、扱うテーマは多岐にわたります」と研究活動を紹介してくれたのは、将来は証券会社での活躍を目指す安倍さん。「金融事情に精通している先生の下で、社会に出てから実践的に使える知識を身に付けたい」とゼミ活動に意欲を見せます。

2年次の春学期は、英文のテキストを読み解き、基礎知識を習得します。「課題の発表も英語を駆使して行うので、金融の専門的な知識に関する英語力も磨かれます。分からないところは、日本語で補足をしてくれるので安心です」と語る佐々木さん。「投資にも挑戦してみたい」と、これからの学びに期待を寄せます。

3年次の春学期は、卒業論文に向けて個別に興味対象を絞ります。「金融と教育の関連性を調べてみたい」と研究テーマを模索するのは澤田さん。「英語のゼミを探しているなかで偶然このゼミに出合ったのですが、毎回新鮮な驚きがあり、得られるものが多いと感じています。ここで学んだ知識を武器に、周りの人の生活を豊かにしたい」と語ります。

フィールドワークとして、グローバルに展開する金融サービス会社を訪問

フィールドワークとして、グローバルに展開する金融サービス会社を訪問

秋学期のグループワークでは「この企業に投資をすべきか」という視点に基づいて、企業価値を測りながら企業分析をします。このときの活動は全てが学生主体。企業分析に必要な知識やツールの使い方、情報をどのように入手するかは、上級生が下級生をリードしながらグループ内で教え合い、知識を共有します。
「今の学生には、金融教育が足りていないと感じます。自力で情報を調べ、自分の言葉で解説する経験を促していきたい」と語るダイヤモンド准教授。ゼミ生たちは、銀行で働いていた経験もあるダイヤモンド准教授の知識量と学生の個性を尊重してくれる人柄に引かれ、このゼミを活性化させたいと口をそろえます。その声を代弁して「2期目の私たちがゼミの黄金期を築いたと言われるほど、後輩たちにいい影響を残せるように頑張ります」と熱い思いを語ってくれたのは奥山さん。

「将来は自分で事業を起こし、経営者として尊敬する父を超えたい」と将来を見据えます。

「世界的に視野を広げて、これからの金融市場の動向を見極め、最先端の知識も学びたい」と、仮想通貨やブロックチェーン※など、これから金融市場に影響を与えていくであろう次世代のテクノロジーにも興味をのぞかせるのは、ゼミ長の戸田さん。「世界の金融市場はチャンスにあふれているので、もっと学びを深めたい」と目を輝かせます。

※ブロックチェーン(Blockchain):ネットワークでつながれた分散型のデータベース技術で、ビットコインなどの仮想通貨で使われる仕組みの一つ。金融取引が効率的になり、コストの削減や時間短縮につながる、画期的なテクノロジーと期待が寄せられている。

(初出:広報誌『法政』2019年8・9月号)

直接、現場で働く方のお話を伺い、実践をつむ

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2019年に開催した新年会の様子。ゼミ内はプライベートでも、和気あいあいとした雰囲気

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