ゼミ・研究室紹介(2019年度以前)

新聞や映画を通しさまざまな角度からアメリカを研究 法学部国際政治学科中野勝郎教授ゼミナ-ル

  • 2011年06月06日
ゼミ・研究室紹介(2019年度以前)

自由な発想で意見を出し合いコミュニケーションを深め

政治、映画、音楽、スポーツなど幅広いジャンルを通し、さまざまな角度からアメリカ文化を研究していくのが、中野勝郎教授ゼミの研究テーマです。ゼミ生は2年生と3年生合わせて24人ほど。にぎやかで楽しいゼミです。

「政治の研究については、英語の文献を使用しているため、皆で協力して翻訳と研究を同時に進めています。先日の大統領予備選挙に影響を及ぼしたティーパーティー運動を研究し、共和党と民主党に担当を分けてプレゼンテーションを行いました。ほとんどの文献は肯定的な内容で書かれていますが、私たちはまず批判的な視点から入り、最後は客観的に文献を見極め、意見を出し合いました。翻訳に苦労しますが、とてもやりがいがあります」と語るゼミ長の甲斐裕太郎さん。

「政治研究だけではなく、映画を鑑賞し、ディベートも行っています。作品は西部劇からコメディーまで、ジャンルや時代は多岐にわたります。西部時代ではなぜ皆テンガロハットをかぶっていたのかといったことから、時代背景についてまで、疑問に思ったことはとことん話し合います」と話す斉藤結子さん。自由な発想で、疑問に思ったことは皆で語り合う、それが中野ゼミの大きな魅力で、こうしたゼミのスタイルは学生にも好評です。鈴木彰太さんは「友人たちからうらやましがられます」と笑います。「政治や映画以外にもNBAやアメリカンフットボールなど、スポーツに関しても研究をしています」と話す石橋広海さん。斉藤さんは「航空業界やネット社会など、テーマは広範囲にわたります。とても有意義な研究ができました」と振り返ります。

「ゼミのメンバーで千葉県茂原市へ合宿に行き、映画鑑賞やディベートを行ったことが一番の思い出です。ゼミをきっかけにアメリカに興味を持ち、ロサンゼルスとニューヨークへ行きました。食事や文化など、実際にアメリカ文化に触れて充実した時間を過ごすことができました。今後はアメリカのドキュメンタリー映画についても勉強したい」と語る甲斐さん。鈴木さんは「アメリカのスポーツを研究したことで、ハワイに興味を持ち、2回ほど旅行をしました。今度はアメリカ本土にも行ってみたいです」と意欲的に語っています。メンバーの研究意欲が尽きることはありません。

また、2年生と3年生が距離を持たず、自由に話し合いのできる楽しいゼミにすることを皆で心がけているそうです。個々の意見を尊重し合うコミュニケーションの良さ、自由な雰囲気が、中野ゼミの魅力のひとつです。

左から、鈴木彰太さん(4年)、中野勝郎教授、甲斐裕太郎さん(4年)、斉藤結子さん(3年)、石橋広海さん(4年)
左から、鈴木彰太さん(4年)、中野勝郎教授、甲斐裕太郎さん(4年)、斉藤結子さん(3年)、石橋広海さん(4年)

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の門の前で記念撮影。左がゼミ長の甲斐裕太郎さん
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の門の前で記念撮影。左がゼミ長の甲斐裕太郎さん

思い出深いアメリカ旅行。サンタモニカビーチで何やら密談中!?
思い出深いアメリカ旅行。サンタモニカビーチで何やら密談中!?

楽しかった夏合宿(千葉県茂原市)
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