ゼミ・研究室紹介(2019年度以前)

アジア経済をテーマに毎年全員が海外発表を行う “ガチ”なゼミ活動を推進 経済学部 馬場敏幸教授ゼミ

  • 2011年05月01日
ゼミ・研究室紹介(2019年度以前)

優勝を含む3チームが学生プレゼン大会を席巻

経済学部では毎年冬に、ゼミ活動の成果を競い合う「学生プレゼン大会」(通称インゼミ)を開催しています。2010年度は全29チームが参加し、本戦へは6チームが出場しました。馬場敏幸教授のゼミでは全員が3チームに分かれて参加し、3チームとも予選をトップ通過して、本戦への出場を勝ち取りました。優勝を含め、本戦出場チームの半数を馬場ゼミで占めるという快挙でした。

その優勝チームを率いた原島義明さんは「メディカルツーリズムをテーマにフィリピンで発表した内容を、インゼミ用に整理して発表しました。日ごろから海外発表やグループワークで鍛えられている成果が出たのだと思います」と喜びを語ります。

馬場ゼミのモットーは、自ら考え、主体的に研究すること。チューター制をとり、新ゼミ生1人に対して上級生1人がメンターとして指導にあたります。そして、グループワークを通して、問題設定、調査、資料収集、分析、論文執筆、プレゼン準備と、すべて自分たちでこなしていきます。そうした努力が、今回のインゼミの結果に反映されたのでしょう。

「2年生からは本気で勉強したいと考え、〝ガチゼミ.として知られる馬場ゼミを選びました。自主性を重んじる雰囲気と、情熱にあふれた先輩方に囲まれ、知的な刺激に満ちた充実した学生生活を送っています」と相葉亮太さんも話します。

ゼミのメーンイベントは、毎年秋に実施する海外発表で、全員が参加します。今年度は昨年に引き続きフィリピン大学で発表を行いました。テーマは自由ですが、海外の学生にも訴求できる内容を持ったテーマを選ぶのはなかなか大変です。「夏から数カ月かけ、まずは日本語で論文を仕上げ、それを英語に直して十分な準備をしたつもりでした。しかし、想定していない質問や考え方の違いに触れたりして、とても勉強になりました」と語るのは木塚沙保理さん。英語による質疑応答にも苦労し、メンバーのほとんどが、英語力をさらに高めたいと決心したようです。

海外での経験は視野を大きく広げてくれます。初の海外経験だった笹本真琴さんは「当初は衛生面や治安面などの不安でいっぱいでしたが、現地の学生と触れ合うことで、マイナス面だけをみていた自分が恥ずかしくなりました。今後はどんな国も、まずは好意的にとらえることからはじめたいと思います」といいます。

「こうしたことを感じ、学ぶ意欲を高められるような場やチャンスを、今後もできるだけ作っていきたいと考えています。もちろん、オンだけでなく、オフも大切にしながら活気あるゼミにしていきたいですね」と馬場教授は抱負を語ります。

インゼミ優勝トロフィーと共に、左から相葉亮太さん(国際経済学科2年)、原島義明さん(経済学科3年)、木塚沙保里さん(国際経済学科3年)、笹本真琴さん(経済学科2年)
インゼミ優勝トロフィーと共に、左から相葉亮太さん(国際経済学科2年)、原島義明さん(経済学科3年)、木塚沙保里さん(国際経済学科3年)、笹本真琴さん(経済学科2年)

ゼミ生全員参加のフィリピン合宿。現地の学生たちとのティーパーティーで。
ゼミ生全員参加のフィリピン合宿。現地の学生たちとのティーパーティーで。

学生プレゼン大会&懇親会を終えてほっと一息。全員が予選を通過!
学生プレゼン大会&懇親会を終えてほっと一息。全員が予選を通過!

ゼミ生全員集合
ゼミ生全員集合