法政フォトジャーナル(2019年度)

〈清掃ボランティア&座禅プログラム企画〉を実施しました(12/7)

  • 2020年01月14日
法政フォトジャーナル(2019年度)

「清掃ボランティア&坐禅プログラム企画」を12月7日(土)に東京都新宿区の起雲山大龍寺で実施し、18名の学生が参加しました。

清掃活動は、お寺の外と中の2組に分かれて行いました。外では通路だけでなく、お墓のまわりに落ちていた葉っぱを箒で丁寧に集めました。個人のお墓にお邪魔するときは「失礼します」という気持ちを持ち、活動を行いました。始めは大量の葉っぱが散乱していたため、綺麗にするには長い時間がかかるかと思われましたが、全員で協力しあって清掃したため、あっという間に終わりました。また中ではお堂の畳を雑巾がけするという貴重な体験をさせていただきました。雑巾の正しい絞り方・拭き方をレクチャーしていただいた後に、参加者間で雑巾がけをレース形式で楽しんだりしました。

清掃活動後、住職である太田賢孝氏から坐禅の姿勢・体の軸の取り方を学び、坐禅体験へと移りました。時間を忘れ、何も考えずにただ座っている、ということはあまり日常生活においてなかなかする機会がなかったため、無の境地から自分の心を改めて見つめ直すことができたように感じました。また何人かの方は肩を叩かれるために合掌し、再び自身の集中力を高めておられました。

坐禅が終わった後、住職の方から「ボランティア」というものについての法話を聞きました。ボランティアとは小さなものを積み重ねて、他の人への感謝の念を伝えていくことである、ということをご自身の体験を交えながらお話していただきました。その後、5グループに分かれて「ボランティアとは何か、また自分が参加してみたいボランティアはあるか」ということについて議論しあいました。ボランティアは義務ではなく自分のやりたいと思ったことをするべき、またこういった清掃活動があれば参加してみたい、という意見などがあり、全体で共有して、考えを深めていきました。

最後に太田氏から「キャリア」とは何かというお話を頂き、今の社会の中で相手と競争するばかりでなく、一度自分というものを見つめ直し、他人にとらわれてばかりいないで、自分の興味を持ったことにチャレンジしてみて欲しい、ということをお話ししていただきました。

今回の清掃活動・坐禅体験そして法話は普段、滅多にできないものであり、これらの体験から自分の中に新たな発見と成長ができたのではと思います。
今後も市ケ谷ボランティアセンターではこのような活動を実施していきます。

                                法学部法律学科1年 清宮 幹太

【参加学生の感想】

VSPのボランティアに初めて参加したが貴重な体験が出来てこのような企画を考えてくださった方に感謝したいです。今回のような、ボランティアをするお返しとして普段出来ないような体験が出来るというのは、とても面白いと感じたので、似たような企画があったらまた参加したいです。

法学部法律学科2年 小竹壮大

坐禅を目的で参加希望しました。だからこそボランティアだと構えずに気軽に参加でき、また、法話などからボランティア精神などについても考えることができたので、初心者として取り組みやすいものでした。
ボランティアとは、自分の何かを犠牲にして行うものという印象がありましたが、得るものばかりで、貴重な体験が出来ました。スタッフも親切に話しかけてくださり、楽しかったです。 

法学部政治学科4年 黒川杏奈


坐禅はとても貴重な体験となり、参加してよかったなと感じました。清掃は、お墓や畳がきれいになると、心が落ち着き、新年に向けて自分の家の回りも掃除しないとなと思いました。グループワークも実りがあり、自分がいかに受け身であるかを実感させられましたが、「どんなボランティアをしたいか」というテーマが少し唐突だったように感じたので、なぜそのテーマなのかをもう少し説明していただけたらすっきりしたのではと思いました。

                                法学部政治学科2年 髙橋 克典

太田氏による説明

太田氏による説明

清掃活動の風景

清掃活動の風景

身体を揺らして自分の「軸」を探す

身体を揺らして自分の「軸」を探す

お堂の畳を雑巾がけ

お堂の畳を雑巾がけ