法政フォトジャーナル(2019年度)

ボランティア学生スタッフVSP企画「多様化の進む時代において性的マイノリティについて考える~それぞれの色で輝ける社会、考えてみませんか?」を実施しました(11/14)

  • 2019年12月06日
法政フォトジャーナル(2019年度)

11月14日(木)に、市ケ谷ボランティアセンターでは「多様化の進む時代において性的マイノリティについて考える~それぞれの色で輝ける社会、考えてみませんか?」企画を実施し、計14名の学生が参加しました。

来年には2020東京オリンピックが開催され、ますます多様化への理解が重要な時代となります。そこで本企画では、性的マイノリティの観点から、他者理解をするうえでの正しい知識や適切な行動や言葉遣いなど学び、他者に対して多様な理解を持ち、接することができるようになることを目指し開催されました。マイノリティについて考えるのは、日々コミュニケーションをとる私たちにとって、他社理解する上で学ぶのに重要なテーマです。参加者は積極的に講義や、ワークショップに取り組んでくださいました。

前半は、本学でジェンダーやセクシュアリティに関する授業「クィア・スタディーズ」を開講している国際文化学部専任講師の岩川ありさ先生に講義をしていただきました。マイノリティについて正しい知識を身に着けることの大切さや、無意識にもジェンダーやセクシュアリティから遠ざかってしまっている現状、また、性的マイノリティに関する歴史について、親しみやすい映像なども交えながらじっくり学ぶことができました。

後半は、学生企画のワークショップを行いました。まずはクイズ形式のワークショップで、性的マイノリティに関する企業の取り組みや、レインボーフラッグの特徴など参加学生に知っていただきました。その後にはジェンダーに関するストーリーについてグループで話し合う、会話形式のワークショップもしていただきました。班ごとに意見や内容も違っており、より深く性的マイノリティについて考えるきかっけになったのではないでしょうか。

今回の企画を通して、多様性について恐れずに進んで理解しようという気持ちや、ジェンダーやセクシュアリティについて幅広い考え方を得るきっかけとなり、自由な意思を持った生き方ができるヒントとなれば嬉しいです。

ボランティアセンター学生スタッフVSP
キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年 八木里菜

〈企画学生の感想〉

皆さんにも性的マイノリティについて知ってもらい、私自身もしっかりと向き合い学ぶという目標が達成できたと思います。企画中の講義やワークショップで改めて、LGBTの潜在的な捉え方と現実とのギャップ、自分とは違う考え方の多様性など学ぶことができました。

企画に関しては、夏休み前から行っておりましたが、この4~5ヶ月で様々な事に気づくことができました。性的マイノリティを軸に多様性を知り、他者理解をするための企画でしたが、自己理解にも繋がるものだと感じています。

自分は他人のことも全然理解していなかったとか、言葉のセンスがまだまだだとか、他人のためを思って行動したこと、正しいと言われていたことが別の側面から見ると実は良い結果には繋がらなかったり、意外にもこの表現は適切なのかと学んだり、このような知る機会がないと気づけなかったことがたくさんありました。ここで学んだ経験を実生活の中でも思い出し、生かすことができたらと思います。

キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年 八木里菜

<参加学生の感想>

歴史について驚きの事実がたくさんありました。最近の事だと思ったら、昔からあるというところに驚きました。LGBTを特別あつかいする世の中ではなく、当たり前に生活できる、無意識に対応できる世の中にしていこうと、1人1人が思うようにならないといけないと思いました。

経営学部 市場経営学科1年

LGBT解放、人権問題の歴史について興味を持った。まず正確な知識がなければ、理解もできないので、本講義は新しい知識を得られ充実したと思う。今後も参加していきたい。

法学部 法律学科2年

LGBTsをどう定義するか、性的マイノリティがいかに生きていくべきかもっと知りたいと思った。マジョリティとマイノリティの間に境目があるということは日頃感じるので、それをどう解決すべきか考えていくときだと思います。性の在り方が知らなくて良いとされているのは事実ですが、わからないままだと自分や他人を傷つける事にもつながりうるので、それぞれの意識の変革が必要だと思います。

文学部 日本文学科3年

岩川先生の講義

岩川先生の講義

クイズ形式ワークショップ

クイズ形式ワークショップ

会話形式ワークショップ

会話形式ワークショップ

参加学生からのフィードバック

参加学生からのフィードバック