8月3日(土)および24日(土)、法政大学多摩キャンパスでオープンキャンパスの一環として体験学習プログラムが開催されました。
これまで毎年実施しているオープンキャンパスのなかに、2019年度から高校生向けに「模擬授業(参加型)」としてこのプログラムを新たに開催することになり、多摩キャンパスで展開する経済学部、社会学部、現代福祉学部およびスポーツ健康学部の教員による実習形式の授業を行いました。
事前申込みをした本学付属校の高校生104人と一般の高校生102人が、8月3日、24日の各4プログラムのいずれかに分かれて受講しました。2日間とも参加した付属校生もいました。学部の学生アシスタントも参加し、各プログラムのテーマに基づく課題について小グループに分かれて話し合い、最後に代表の生徒から自分の学習成果を発表してもらいました。また、生徒たちは、キャンパス内を巡るキャンパスツアーや、学部説明会などの企画にも参加し、多摩キャンパスの大自然に触れながら、これからの進路を考えるのに有意義な夏の一日を過ごしました。
以下に今年度の体験学習プログラムの内容をご紹介します。次年度は親しみやすい名称を考え、充実化を図っていきたいと考えています。
学部 | タイトル | 授業内容 |
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経済学部 | あなたは誰を選びますか? | Simulation Gameを用い、「選択」をキーワードにして経済学とは何かを討議する。経済学的に〈合理的〉な決定が人びとのLifeに何をもたらすかを想像する。あなたは〈それ〉をお金で買いますか。〈それって〉?一人ひとりが「選択」し、次いでグループで意見交換して「再選択」する。二つの選択結果をさまざまな観点から再考する。 |
社会学部 | メディアを通じた価値創造 | 商品の価値は、受け手である生活者にしっかりと伝わって初めて価値として社会に認められます。では、生活者に効果的に価値を伝えるためにはどのように広告コミュニケーションしたらよいのでしょうか。その方法の第一歩を参加した皆さんが実際にやってみて、体験を通じて学ぶ授業です。 |
現代福祉学部 | 誰もが使いやすいモノ | 点字ブロックの上に何気なく荷物が置き去りにされると通行が大変困難になります。こうした社会環境が作り出す障害(困りごとや不便さ)についての考え方を学びます。目が見えなくても生活できる物品について学び、2人一組でアイマスクをしながら共用品・ユニバーサルデザインの物品を体験します。 |
スポーツ健康学部 | 健康度測定とトレーニング | スポーツ健康学部の最新設備を使用して、血圧・脈拍・呼吸のバイタル測定、柔軟性・筋力測定をしながら各種トレーニングを実習します。 |
学部 | タイトル | 授業内容 |
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経済学部 | 企業情報を読み解く | 企業の業績を表す財務諸表について学び、いくつかの企業データを使用して会計情報を分析します。グループでの討議・プレゼンを経て、企業間比較を行います。参加者全員が議論に参加します。 |
社会学部 | メディアを通じた価値創造 | 商品の価値は、受け手である生活者にしっかりと伝わって初めて価値として社会に認められます。では、生活者に効果的に価値を伝えるためにはどのように広告コミュニケーションしたらよいのでしょうか。その方法の第一歩を参加した皆さんが実際にやってみて、体験を通じて学ぶ授業です。(※8月3日と同じ内容) |
現代福祉学部 | ”心理学実験”を体験しよう | 心理学実験で用いられている「鏡映描写(手元にある図形と自分の手を鏡に映し、鏡を見ながらその図形をたどっていく実験)」を実際に体験し、その実験結果から利き手から非利き手への両側性転移と呼ばれる知覚運動学習について学びます。 |
スポーツ健康学部 | アスリートの目標設定 | 最近では、自己目標を設定し達成することで成功したアスリートが多くみられます。ハンドボールのコーチングの経験を持つ講師により、グループワークを通じてアスリートに求められる目標設定の方法と効果について学び、実際に自分の目標を設定します。 |