イノベーション・マネジメント研究センターでは、6月7日(金)に、国際セミナー「企業活動をめぐる法制度の日米比較(Comparison of the Corporate Law between the U.S. and Japan)」を開催し、講師・関係者を含め、25名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー25階、研究所会議室5)。
バブル崩壊以降、日本における企業システムの変化の必要性が叫ばれ、アメリカの仕組みを日本の改革のための世界標準と見なす見方が日本の会社法の変化にも影響を与えました。本セミナーの講師であるマーク・ラムザイヤー氏(ハーバード・ロー・スクール教授)による会社法の日米比較研究から、日米両国における伝統的な会社法の内容は、ほとんど放棄可能なデフォルト条件から成り立っており、会社法が会社の業績に与える影響は小さいことが解明されています。
セミナーでは、金容度教授(経営学部)の司会のもと、日米の会社法及び法経済学の権威であるラムザイヤー教授が、日本の企業活動についての豊富な知見と会社法の日米比較研究の成果について講演を行い、質疑応答では、日本の企業活動と法制度の関連について活発な議論が展開されました。
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