法政フォトジャーナル(2019年度)

公開セミナー「一帯一路構想と日本・世界の対応」を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2019年06月12日
法政フォトジャーナル(2019年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、6月1日(土)に、公開セミナー「一帯一路構想と日本・世界の対応」を開催し、講師・関係者を含め、43名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー25階、研究所会議室5)。

中国政府の提唱している一帯一路構想(BRI)は賛否両論を伴いながら、数々のインフラ整備や物流などのプロジェクトが実施されるなど着々とした進展が見られ、世界に大きなインパクトを与えています。懐疑的な姿勢を取っていた先進諸国の中でも、次第に重い腰を上げ積極的な関与に転換するところが増え、日本政府も中国と第三国市場で協力する方針を決めています。日本の産業界では、一帯一路を成長機会と捉えるべきといった意見が高まっていますが、まだ本格的な参入には至っていません。日本および世界は一帯一路構想にどう対応すべきか。本セミナーでは、この問題の研究に注力されている2人の専門家にご講演いただきました。

当日は、李瑞雪所長(経営学部教授)の司会のもと、大西康雄氏(アジア経済研究所上席主任調査研究員)が「一帯一路構想:アジアと世界へのインパクト」について、金堅敏氏(富士通総研主席研究員)が「一帯一路構想とTPP11の融合によるアジア地域協力を考える」について講演を行い、質疑応答では、参加者からの質問に対して活発な議論が展開されました。

関連リンク

プログラム等はこちらをご参照ください。

大西康雄氏

大西康雄氏

金堅敏氏

金堅敏氏

司会を務めた李瑞雪所長

司会を務めた李瑞雪所長

質疑応答では活発な議論が展開された

質疑応答では活発な議論が展開された