2019年2月23日(土)、24日(日)に市ケ谷キャンパスで、55・58年館のお別れイベント「55・58 フェアウェル Days〜55-58年館の〈最終講義〉」が開催されました。
本イベントは、長らく学びの場として利用されてきた55・58年館全館の解体工事が始まるにあたり、55・58 年館の記憶を本学の未来に受け継ぐためのお別れイベントとして開催したものです。当日は55・58 年館で学生生活を過ごした卒業生や在学生、教職員など、二日間で約2,800人が来場しました。
館内の出展企画では、懐かしい写真や歴史的資料の公開、55-58年館の設計者である大江宏本学教授(当時)の企画展示や講演会のほか、懐かしの食堂メニュー「バクバクランチ」や「教職カツカレー」、「法政ランチ」が数量限定で販売されました。屋上や55・58年館を背景に記念撮影をする方々や、在学当時を語らう声、資料や展示物を家族連れでゆっくり見学する卒業生の姿が見られ、会の最後は、自身も55・58年館で学んだ田中優子総長からのご挨拶と応援団のデモンストレーションで、「最終講義」の幕を閉じました。
なお、55・58 年館解体工事は2019年3月から始まります。
本イベントは、2020年春の開設を予定している「HOSEIミュージアム」のプレ企画として開催されましたが、同ミュージアムでは55・58年館の廃材を利用した備品を設置するなど、本学の記憶を受け継いでいく展示やスペースづくりを行う予定です。
23日、24日ともに天気に恵まれ、多くの来場者でにぎわった
23日には三大学(明治大学、関西大学、法政大学)連携協力協定締結記念シンポジウム「三大学創立の時代ー私塾・結社・法律学校ー」が開催された
24日に行われたシンポジウム「大江宏と55・58年館」では会場に入れないほどの聴衆が駆け付けた
この2日間限定で復活した懐かしの食堂メニューにはオープン前から行列が。あっという間に完売するメニューもあった
511教室で使われていた時計など、市ケ谷キャンパスの卒業生であれば一度は目にしたことがある備品も展示された
「大江宏と55・58年館」展示では竣工当時の写真や設計図など、貴重な資料が展示された
1963年から1981年の間に制作された55・58年館が登場する記録映画が上映された
学生による各企画も盛り上がった(写真は、スポーツ法政大学新聞会による展示風景)
本イベントの閉会に際して、田中総長から55・58年館へのお別れの言葉と来場者への御礼の挨拶がなされた
55・58フェアウェルDaysは、「835」教室で行われた応援団のデモンストレーションで幕を閉じた