法政フォトジャーナル(2018年度)

「人間環境学部創立20周年記念シンポジウム」を開催しました

  • 2018年11月30日
法政フォトジャーナル(2018年度)

10月20日(土)、市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワー26Fスカイホールにて「人間環境学部創立20周年記念シンポジウム-人間環境学部の歩みとこれからの社会貢献(FSR)-」が開催され、一般の方々、卒業生、学生および教職員など多数の方々が参加しました。

まず初めに渡邊誠人間環境学部長から学部設置の経緯とその後20年間にわたる学部の歴史について紹介がありました。その後、ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」が上映され、再生可能エネルギーによる地域再生と持続可能性にかかわる国内の先進事例について視聴しました。人間環境学部の理念として掲げている〈人間と人間の共生〉は、都市と地方との新しい関係を模索するうえでも重要な鍵になっていることが理解されました。

次にルポライターの高橋真樹さんが「映画『おだやかな革命』から考える、エネルギーによるまちづくり」と題して講演しました。地域の自然エネルギーに関する取り組みやその意義、そして自身のエコハウス生活について紹介がありました。

講演後には人間環境学部の教員7名が登壇し、上映内容に関してそれぞれの学問領域との関連性などについて意見交換を行いました。エネルギーや経済の面で抱える課題、地域に残されている暮らしの美や文化・伝統を守ることの大切さを再認識しました。また様々な学問分野を結びつけて学際的に考えることが重要であるということが印象的でした。今後の人間環境学部が果たすべき社会的責任(Faculty Social Responsibility)について考える機会となりました。

※シンポジウムでは、パネラーとして國則守生(環境経済学)、高田雅之(保全生態学)、北川徹哉(エネルギー論)、金藤正直(環境経営)、板橋美也(美術史)、高橋五月(文化人類学)、竹本研史(社会哲学)が登壇しました。また司会は西城戸誠(環境社会学)がつとめました。

渡邊誠人間環境学部長による開会の挨拶

渡邊誠人間環境学部長による開会の挨拶

ルポライター高橋真樹さんの講演

ルポライター高橋真樹さんの講演

人間環境学部教員によるシンポジウム

人間環境学部教員によるシンポジウム

討論の様子

討論の様子