法政フォトジャーナル(2018年度)

公開講座「多様化するリスクからビジネスオポチュニティを見出した企業家たち」第1部を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2018年10月29日
法政フォトジャーナル(2018年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、10月13日(土)に、公開講座「多様化するリスクからビジネスオポチュニティを見出した企業家たち」(全3部)の第1部を開催し、講師・関係者を含め、30名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー25階、研究所会議室5)。

ビジネス社会ではSDGs(持続可能な開発目標)が注目を集めています。SDGsはグローバル社会が解決すべき困り事リストであり、そこにはリスクとビジネスオポチュニティの両面が含まれています。マイケル・ポーターは、社会価値と経済価値の創出サイクルをうまく活用する企業が生き残ると指摘しました。社会価値とは社会の困り事の解決であり、経済価値とは困り事を解決するソリューションをビジネス化することです。まさに、世の中の困り事を解決することがビジネスの本質といえるでしょう。わが国企業の歴史を紐解くと、多様化するリスクに果敢に挑むことからビジネスオポチュニティを見出した事例は少なくありません。本講座では、企業家たちがどのようにリスクと向き合い、新たなビジネスを構想したのかを読み解きます。講師はイノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーが担当します。

当日は、岡靖弘氏(イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員、元第一生命株式会社部長)が「生命保険事業とビジネスオポチュニティ:弘世助三郎(日本生命)」について、長谷川直哉教授(人間環境学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員、「企業家史研究会」代表)が「ハイテク技術を活用したビジネスオポチュニティ:古河市兵衛(古河鉱業)」について講義を行い、質疑応答では、受講者からの質問に対して活発な議論が展開されました。

第2部は11月10日(土)、第3部は12月8日(土)に開催します。詳細は、以下のリンク先をご参照ください。

お申し込み方法、スケジュール等についてはこちらをご参照ください。

岡靖弘氏

岡靖弘氏

長谷川直哉教授

長谷川直哉教授

長谷川直哉教授の講義

長谷川直哉教授の講義

質疑応答でのディスカッションの様子

質疑応答でのディスカッションの様子