法政フォトジャーナル(2018年度)

「『統合思考とESG投資』出版記念シンポジウム」開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2018年10月24日
法政フォトジャーナル(2018年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、10月6日(土)に、「『統合思考とESG投資』出版記念シンポジウム」を開催し、講師・関係者10名を含め、計121名の方が参加されました(会場:市ケ谷キャンパス、外濠校舎2階 S205教室)。

現在、グローバル社会が目指すべき社会の姿としてSDGsが意識されるなかで、脱炭素を中心に企業経営の本質的な変革が求められています。イノベーション・マネジメント研究センターでは、2018年3月に、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書15『統合思考とESG投資-長期的な企業価値創出メカニズムを求めて-』を刊行し、SDGs時代の「新しいビジネスモデル」のヒントを提案しました。本シンポジウムはその出版記念として開催され、市民社会と企業経営のサステナビリティを両立するために企業と機関投資家に求められる要素について、『統合思考とESG投資』の執筆者を中心に意見交換を行いました。

当日は、本書の編著者である長谷川直哉教授(人間環境学部)の司会のもと、李瑞雪所長(経営学部教授)の開会挨拶に続き、後藤敏彦氏(環境経営学会会長)による基調講演「Transformingをファイナンスで-SDGsやTCFDもからめて-」、村井秀樹氏(日本大学商学部教授)による基調報告「『統合思考とESG投資』の概要」が行われました。

パネリスト報告では、山吹善彦氏(株式会社YUIDEA デジタル×グローバル兼CSR革新室フェロー)が「統合思考を巡る国際的動向と論点」、長谷川浩司氏(関西大学大学院博士後期課程)が「『統合思考とESG投資』-第3章の含意“統合思考”とは何か-」、竹原正篤特任准教授(人間環境学部)が「責任投資原則とESG投資を巡る国際的潮流」、今村敏之氏(野村アセットマネジメント株式会社責任投資調査部長) が「『統合思考とESG投資』-ESGの本質と投資先企業への期待-」、草刈貴弘氏(さわかみ投信株式会社最高投資責任者)が「さわかみファンド-長期投資は良い投資家顧客と共に-」と題して、それぞれ報告を行いました。

報告に続き行われたパネル討論では、参加者からの質問も交え、各報告者が活発な議論を展開し、宮崎正浩氏(跡見学園女子大学マネジメント学部教授)による閉会挨拶をもって、本シンポジウムは終了しました。

プログラム等はこちらをご参照ください。

司会を務めた長谷川直哉教授

司会を務めた長谷川直哉教授

後藤敏彦氏

後藤敏彦氏

村井秀樹氏

村井秀樹氏

山吹善彦氏

山吹善彦氏

長谷川浩司氏

長谷川浩司氏

竹原正篤特任准教授

竹原正篤特任准教授

今村敏之氏

今村敏之氏

草刈貴弘氏

草刈貴弘氏

パネル討論では活発な議論が展開された

パネル討論では活発な議論が展開された

宮崎正浩氏

宮崎正浩氏