ウエルカム・フェスタは2014年より入学後のこの時期に毎年開催しています。学校法人法政大学が設置している、法政大学高等学校、法政大学第二高等学校、及び法政大学国際高等学校に在籍する高校1年生(1,188人)に対して、本大学のアイデンティティや教育目標を知ってもらうことと、生徒に大学での学びを理解してもらい、これを契機に法政大学付属校生としての学習の意義についても理解してもらうことを目的とした高大連携の企画です。
プログラムは午前・午後の2部に分け同一内容で実施しました。
プログラム前半では、外濠校舎の薩埵ホールで廣瀬克哉副学長・常務理事のあいさつの後、大﨑雄二ウエルカム・フェスタ実行委員長(社会学部教授)が開会宣言を行いました。引き続き、キャリアデザイン学部の寺崎里水准教授が、大学と高校の学びの繋がりにおける「学問のチカラ」をテーマとした講演を行いました。その後、ピアネット活動に参加している学生スタッフが、生徒に対して「法政大学の歴史」などのクイズや「学生生活」のトークセッションを行って、法政大学がどのようなところなのかを伝えました。
後半では、生徒は8つの教室に分かれ、2つの学部から身近な「ロールモデル」である学生へ教員からのインタビュー形式で大学での自主的な学びの実践例を紹介する「学びのモデル」に参加しました。 限られた時間の中で、生徒に理解してもらえるように、学生は工夫を凝らしてプレゼンを行っていました。教員から、「生徒は『学びのモデル』で、学生と接することにより、啓発された部分はあった」との感想がありました。
生徒の保護者に対しても参加を呼びかけ約300人の参加申込みがありました。保護者は薩埵ホールで、プログラム前半は生徒と一緒に講演等を聴講し、後半はキャリアデザイン学部の梅崎修教授からの「大学生のシュウカツ」と題する就職活動の状況の報告と保護者として支援できることやわが子への接し方をテーマとした講演を聞きました。
参加した生徒からは、「付属校の生徒として、いまやっておくべきことが分かってよかった」「法政大学がどんな大学か、付属校出身の先輩から話を聞くことができて参考になった」などの声が、また、保護者からは、「子供へのアドバイスの仕方は普段気付いていないことなので新鮮な感じがした」「親として子供への接し方について考えるよい機会となった」などの声が寄せられました。