法政フォトジャーナル(2018年度)
イノベーション・マネジメント研究センターでは、6月15日(金)に、シンポジウム「近未来のマーケティング戦略 ~『デジタル破壊』の時代に何が起きるか~」を開催し、講師3名を含む計135名の方が参加されました(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー26階スカイホール)。
近年「デジタルディスラプション」(デジタル破壊)という用語が示すように、産業やビジネスにおいては、デジタル化の進展による破壊的な影響と急進的なイノベーションとが同時に見られるようになっています。このような時代における企業のマーケティングは、どのような役割を果たすべきでしょうか。こうした問題意識のもと、本シンポジウムでは、「ブランド戦略の在り方の変化」「農業や食品産業というデジタル化とは一見遠い産業領域における現代的な変容」という2つの問題を取り上げました。
当日は、木村純子教授(経営学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員)の司会のもと、田中洋氏(中央大学ビジネススクール教授、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が本シンポジウムの解題と「デジタル破壊時代のブランド戦略」について、木村教授が「近未来の農産品マーケティング」について、それぞれ講演を行いました。
また、現在、ベストセラーとなっている『世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略』(日経BP社)の共著者である奥谷孝司氏(オイシックスドット大地株式会社 執行役員 統合マーケティング部・店舗特販事業部管掌 店舗特販事業部部長)をゲスト講師としてお招きし、「EC企業がリアルを攻める!―Channel Shift戦略の時代―」と題して、Amazon GOの現状報告を含む、最先端のマーケティングの在り方についてご講演いただきました。講演後の質疑応答では、参加者からの質問をもとに活発な議論が展開されました。
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