法政フォトジャーナル(2018年度)

三輪田学園との教育連携事業-「多摩から考えるエシカル消費」を実施しました

  • 2018年06月08日
法政フォトジャーナル(2018年度)

市ケ谷キャンパスに隣接する三輪田学園との教育連携事業として、5月27日(日)に、「多摩から考えるエシカル消費」を実施しました。

これは、人間環境学部生の企画によるもので、三輪田学園からは高校1年生10人と引率の先生が、本学からは人間環境学部生6人が参加しました。

当日は、多摩キャンパスと同じ八王子市にある、東京都の緑地保全地域に指定されている宇津木の森に行きました。国際環境NGOや地元のボランティアの方から、日本の森林・林業の現状と課題や2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける木材の利用状況について説明を受けた後、下草刈り、梅もぎ、竹製のカップづくり、2人挽のこぎりによる丸太切り等、大学生と高校生が協力しながら、普段は体験することのできない林業を体験しました。

その後、同市内の障がい者作業所(ひのき工房)を訪問しました。同所の歴史、木工事業や地元小中学校との交流、「子ども食堂」の開設等、障がい者の就労継続支援から地域貢献まで幅広く行っている活動内容等について説明を受けた後、地元材を利用して製作された木工製品を手に取りながら木工作業場を見学しました。

里山保全の意義を学び、その活動を体験すること、また、障がいを持つ方が働く現場を直接見て作業所の活動内容を知ることを通して、森林の持続可能性、環境や人権に配慮した「倫理的消費=エシカル消費」について理解を深めることができました。

スタッフの方による里山保全に関する説明

スタッフの方による里山保全に関する説明

里山の下草刈り

里山の下草刈り

梅もぎ体験

梅もぎ体験

2人挽のこぎりによる丸太切り体験

2人挽のこぎりによる丸太切り体験

障がい者作業所の見学

障がい者作業所の見学

作業所で製作された木工製品

作業所で製作された木工製品