法政フォトジャーナル(2017年度)

シンポジウム「水都・江戸東京のグリーンインフラ~東京五輪に向けて江戸から何を学ぶか~」を開催しました

  • 2017年08月10日
法政フォトジャーナル(2017年度)

エコ地域デザイン研究センターでは、7月11日(火)に、シンポジウム「水都・江戸東京のグリーンインフラ~東京五輪に向けて江戸から何を学ぶか~」を開催し、講師・パネラーを含めて、合計123名の方が参加されました(会場:市ヶ谷キャンパス、ボアソナードタワー)。

現在、東京はオリンピックに向けて様々なインフラが整備され、その姿を大きく変えようとしています。それらを、決して一過的なものとはせず、東京の未来遺産として位置付けていくためには、都市東京がそれまで育んできた歴史的文脈の中で位置づけていくことが求められます。本シンポジウムでは、本学がこれまで取り組んできた江戸東京研究の成果を活かしながら、歴史に学ぶことで、未来戦略としての日本型グリーンインフラについての議論を行いました。

当日は、岩佐明彦教授(デザイン工学部)の司会のもと、陣内秀信教授(デザイン工学部、エコ地域デザイン研究センター所長)の開会挨拶に続き、田中優子総長(社会学部教授)による江戸の自然・文化についての基調講演を頂きました。その後、神谷博氏(デザイン工学部兼任講師)、木下剛准教授(千葉大学園芸学部)、宮下清栄教授(デザイン工学部)より、グリーンインフラの最新動向について講演が行われ、最後のパネルディスカッションでは、水都・江戸東京に着想を得ることで広がる、グリーンインフラのさらなる可能性について、活発な議論が行われました。

開会挨拶で主旨を解説する陣内教授

開会挨拶で主旨を解説する陣内教授

田中総長には江戸の自然・文化について講演を頂いた

田中総長には江戸の自然・文化について講演を頂いた

江戸東京に学ぶという発想は多くの方の関心を集めた

江戸東京に学ぶという発想は多くの方の関心を集めた

ディスカッションでは講演者・パネラーを交えて議論が行われた

ディスカッションでは講演者・パネラーを交えて議論が行われた