法政フォトジャーナル(2017年度)

飯田橋駅で行う地域サポートボランティアの研修会を実施しました

  • 2017年06月23日
法政フォトジャーナル(2017年度)

市ケ谷ボランティアセンターと東京メトロは、大学近辺の飯田橋駅で、駅構内の「見守る目」を強化するため、学生による駅構内ボランティア活動を6月21日から開始します。
大学と東京メトロがこのような取り組みを実施するのは初の試みとなります。

実施に先立ち、ボランティア活動に参加する学生を集め、6月3日(土)に東京メトロの総合研修訓練センター(新木場)と飯田橋駅で事前研修会を行い20名の学生が参加しました。また、定員(20名)を超える多くの応募があったことから、6月10日(土)にも同様の研修会を実施し、19名の学生が参加しました。

公益財団法人日本ケアフィット共育機構喜山氏を講師に招き、座学と実技を交え、活動にあったての基礎知識や注意点、心構えを学びました。

まず座学では、障がい者差別解消法の説明からはじまり、障がいのレベルや内容は個人差があることから、人によってはサポートを不要としている人もいるので、必ず声がけをして確認して欲しいとお話しがありました。またこの他に簡単な手話などの障がい者との接し方について教えて頂きました。

このあと、東京メトロの総合研修訓練センター内の訓練用の駅に移動し、車椅子利用者や視覚障がい者との接し方についての実技を行いました。車椅子の折り畳み方などの基本的な車椅子の取り扱い方法からはじまり、段差を乗り越える方法や、改札を通過してみるなどを体験しました。

また視覚障がい者の気持ちを理解するために、視界が悪くなるゴーグルを装着し、券売機の表示や路線図がどのように見るかを確認してもらった後、二人一組になり、片方が目を閉じて、もう片方が肘を掴んでもらい介添え歩行し、駅のホームを歩いたり、電車を乗り降りしてみたりしました。

この研修会の最後にペーパーテストを実施し、参加者全員がサービス介助基礎検定の資格を取得することできました。
その後、東京メトロの総合研修訓練センター(新木場)から飯田橋駅に移動し、ホームに設置されているインターホンや、出口の場所などやトイレの場所を確認し研修を終了しました。
市ケ谷ボランティアセンターでは、6月21日から開始する本ボランティアを通して、地域貢献していきます。

講師より挨拶の手話を教えてもらう

講師より挨拶の手話を教えてもらう

視界が悪くなるゴーグルを装着して券売機の表示を確認

視界が悪くなるゴーグルを装着して券売機の表示を確認

介添え歩行で、研修施設内の電車に乗車

介添え歩行で、研修施設内の電車に乗車

研修施設内の非常停止ボタンを押す体験

研修施設内の非常停止ボタンを押す体験

改札を車椅子で通過する

改札を車椅子で通過する

21日から開始するボランティアに備え、飯田橋駅の施設説明

21日から開始するボランティアに備え、飯田橋駅の施設説明