法政フォトジャーナル(2016年度)

「CSRのこれまでとこれから~B Corporationという挑戦~」を実施しました

  • 2017年01月25日
法政フォトジャーナル(2016年度)

12月12日(月)、ボランティアセンターでは、ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)による企画である「CSRのこれまでとこれから~B Corporationという挑戦~」を実施し、17名が参加しました。

ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)の設立目的は「学部生のボランティア活動促進」ですが、本学学生には大学生活の4年間だけでなく、卒業し社会に出てからも社会貢献活動に身近であってほしいと思っています。そこで、CSRとB Corporationに注目しました。これらについて知る機会があれば、消費者や就活生として、生活の様々な場面でCSR活動に積極的な企業を選んでもらう、間接的であっても意識的に社会貢献活動に関わるきっかけになるのでは考えたからです。

慶応義塾大学法学部 柳 明昌教授を講師にお招きし、①社会的責任論の歴史的な流れ②社会的責任論の理論的な基礎③シェアリングエコノミーの台頭④過労死問題を考える、の4部構成で講義していただきました。CSRの歴史から、柳教授の専門が会社法ということで、CSR活動やBenefit Corporationの抱える法的なジレンマ等専門的な内容まで、わかりやすく解説していただき、大変有意義な講座となりました。特に、CSRの普及には市場からのアプローチが最も有効であるというお話には、私自身も励まされました。

卒業生には民間企業に就職する人も多いので、今後もこのような企画を通じて、学生のボランティア促進に努めていきます。

【ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)】阿部 佳代子(法学部・法律学科3年)

参加学生の声

  • 企業の社会的責任という考え方が生まれた背景や、企業の利益と社会貢献を両立させることの課題がよくわかった。(人間環境学部3年)
  • B Corporationという考え方が日本で受け入れられたことが意外だった。これからは企業の社会貢献がより大切になっていくと思う。(文学部3年)
  • CSV(共通価値の創造)について論文を書いているのでとても参考になった。(経営学部4年)
慶応義塾大学法学部 柳明昌教授より講義内容について説明

慶応義塾大学法学部 柳明昌教授より講義内容について説明

講義を真剣に聞いている学生の様子

講義を真剣に聞いている学生の様子