12月5日(月)に、多摩キャンパスにて学生センター・課外教養プログラム「お金の使い方講座~やりくり名人への道~」を実施しました。本プログラムでは、金融系株式会社の代表取締役であり、セミナーを通して金融に関する幅広い学習支援活動を行っておられる東京都金融広報委員会の成宮正和様に講師としてお越しいただきました。
今回のプログラムでは、学生の私生活におけるお金の有効的な使い方について学ぶことで、今後の学生生活におけるお金の支出について考えてもらうことを目的としました。学生一人ひとりにあったお金の有効な使い方を学ぶことで無駄な出費を抑えるようになり、これからの大学生活をより有意義なものになることを願って実施しました。
内容は、授業1コマ分の90分の中で、前半は講義、後半は参加者を4名ずつに分けたグループでワークシートを用いたグループワークを行いました。海外での滞在経験から、日本人には自分の夢や目標を実現するために具体的な資金計画を立てて実行するファイナンシャル・プランニングが不足していると感じて、これまで多くのセミナーを実施されてきた成宮様の講義はとても分かりやすいものでした。これからの近い未来に焦点をあて、この先どのくらいのお金が掛かるのかということや、収支を考える上で密接に関わるライフプランについても触れられた講義でした。講義の中では、あまり身近ではない言葉がいくつかでできましたが、簡単な例や参加者に質問を投げかけることで私たち大学生にも理解しやすい内容でした。その後のグループワークでは、各グループで一人の仮想人物の大学生をつくり、その人物のこれからのライフプランについてワークシートに書き出した上で、収入と支出を考えました。グループワークを通じて、実際の私たちの生活と照らし合わせ、これからの生活の収支について考える良い機会となりました。
参加者からは、「普段見えないところのお金に気づけた」「具体的な数字を使って考えるといろいろなことがわかった」という声が寄せられました。グループワークでの交流では、参加者同士の収支についての意見が多く飛び交い、一人で考えるよりも深くこれからのお金の使い方、収支について考えることができました。今回の企画を通して先の出費に目を向けて収支表をつくり、お金の使い方を考える重要性を学んでもらえたと思います。また、この企画で得ることのできた収支管理の方法を活かして、今後の大学生活をより良いものにしていただければ幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】田中 雅也(経済学部・国際経済学科1年)