法政フォトジャーナル(2016年度)

キャリアデザイン学部酒井ゼミが飯田市と取り組む水引復興プロジェクトの一環として「ご縁結び弁当」を販売

  • 2016年11月28日
法政フォトジャーナル(2016年度)

キャリアデザイン学部・酒井理ゼミナールが長野県飯田市と取り組んでいる水引復興プロジェクトの一環として10月29日(土)・10月30日(日)、品川区大井町駅前で開催された、しながわ観光フェアで良縁を引き寄せる「水引」をモチーフに長野県の食材を使用した「ご縁結び弁当」を販売しました。

「飯田水引」とは長野県飯田市で古くから受け継がれてきた伝統工芸品であり、国内の水引としては一番長い歴史を誇っています。酒井ゼミナールでは2013年から飯田市や飯田水引協同組合などの地域団体と協力して、飯田水引のブランド化を目標にプロジェクトを進めてきました。今年度は長野県立飯田OIDE長姫高校の生徒も加わり、たくさんの方にご協力いただきながら、五つの縁を結ぶ「ご縁結び弁当」を完成させました。

一般的に「贈答品や熨斗袋を結ぶ紐」としてのイメージが強い水引ですが、若者への認知度向上を図るための新しい使用法として、水引をお弁当の紐に使用。当日は長野県から高校生や飯田市の方々も多数参加し、「水引活性化チーム」一丸となってお弁当のPRと販売が展開されました。酒井ゼミの高風有彩さん(キャリアデザイン学部3年)は「実際にお弁当を買っていただいたお客さんに飯田水引を知っていたかどうか簡単なアンケートを実施したところ「知らなかった」と回答した方が想像以上に多かったので、今回のご縁結び弁当の販売を通して少しでも飯田水引の認知度を向上させることができていたらうれしく思います。酒井ゼミでは、これからも活性化に向けた取り組みをチームで試行錯誤しながら進めていきたい」と話します。

パッケージに飯田水引のデザインをあしらった「ご縁結び弁当」

パッケージに飯田水引のデザインをあしらった「ご縁結び弁当」

飯田市の特産品とともに販売された弁当は、2日間で計70個が完売した

飯田市の特産品とともに販売された弁当は、2日間で計70個が完売した

「良縁を結ぶお弁当」をコンセプトに長野県の名物である五平餅をメインに長野県産食材をふんだんに取り入れた

「良縁を結ぶお弁当」をコンセプトに長野県の名物である五平餅をメインに長野県産食材をふんだんに取り入れた

頑張ってPRしてくれた長野県立飯田OIDE長姫高校の生徒たち

頑張ってPRしてくれた長野県立飯田OIDE長姫高校の生徒たち