法政フォトジャーナル(2016年度)

「無声映画を語った“活動弁士”から学ぶ伝わる話し方」を実施しました

  • 2016年11月25日
法政フォトジャーナル(2016年度)

10月20日(木)、多摩キャンパスにて、学生センター・課外教養プログラム「無声映画を語った“活動弁士”から学ぶ伝わる話し方」を実施しました。今回は定員の20名を大きく上回る28名の多摩キャンパス、市ケ谷キャンパスの学生に参加していただきました。

本講座は、無声映画を上映しながらセリフやナレーションをその場で吹き込む活動写真弁士(活動弁士)の片岡一郎氏に講師をしていただきました。日本に数人しか存在しない現役の活動弁士である片岡氏に、活動弁士の歴史や、語りの実演を交えながらより気持ちの伝わる話し方を学びました。

今回の講座では、活動弁士について知るところから始まり、実際に無声映画を視聴し、語りの実演を観るなど、日本の文化に直接触れることができるとても貴重なプログラムになりました。特に語りの実演では、迫力のあるパフォーマンスに参加者の心は引き込まれていました。より気持ちの伝わる話し方については、舞台に立って話すということから、まず“相手を聞く”ことや、“間”が大切だと教えていただきました。活動弁士である片岡氏ならではの視点でお話を伺うことができ、私たちの日常にも活かすことができる話すコツを教えていただけました。

活動弁士によってセリフが吹き込まれた無声映画は一気に表情を変えます。私がはじめて活動弁士に出会ったときに感じた、言葉を使って話すという一番身近なコミュニケーション方法がいかに大事なのかということを、本講座を通して学生に改めて考えてもらうことができました。ぜひこれからも活動弁士から学んだより気持ちの伝わる話し方のコツを活かして、日常でのコミュニケーションを豊かにしてもらいたいです。

【報告・KYOPROスタッフ】今村桃子(社会学部・メディア社会学科2年)

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日本に数人しかいない「活動弁士」の片岡様にご講演いただきました

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活動弁士ならではの貴重なお話に参加者の心は引き込まれました

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無声映画を視聴しながら「語り」による迫力ある実演をしていただきました

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「話す」というコミュニケーションの奥深さを体験する貴重な機会になりました

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