10月1日(土)、市ケ谷キャンパスにて学生センター・課外教養プログラム「“楽しく目標を達成する”チームマネジメント」を実施しました。講師は本学地域研究センター特任教授で、地域づくりや国際協力など様々な現場で活躍している宮木いっぺい先生に依頼しました。
当プログラムは、メンバー全員が主体的に行動するチームをつくり、組織活動を更に充実させることを目的としました。学生のほとんどはサークルやゼミなど、なんらかの組織に所属していますが、メンバー間でのモチベーションの差や負担の偏りなど悩みもつきものであり、当プログラムは学生にとってとても関心のあるものであったと思われます。
企画内容は、講義2コマ分の180分で行い、前半は講義、後半30分はグループワークを中心に行いました。先生ご自身の経験の中から組織活動で実際にあった事例や、事前に学生から聞いた悩みをもとに、組織はなんのために存在するのかという大きなテーマから、日々のミーティングを効率的に進める方法など具体的なことまで学びました。ファシリテーターをテレビのバラエティ番組の司会者に例えたり、リーダーシップをアイドルグループに当てはめて考えてみたり、学生にとって身近な例え話で難しい内容もわかりやすかったです。また、組織で悩みを抱えている人に対して「組織や人は優れた部分ばかりではなく、思うようにいかないことも多い。しかし、それらを凌駕するくらい本当に素晴らしい部分もある。そこに目を向け希望を持つこと。大切なことは相手をリスペクトする気持ちと思いやり」という先生のメッセージは、現実を正面からとらえながら僕達学生を励ましてくれました。
参加者からは、「明日から実行できることがいくつもあり身になった」「基礎ゼミやグループでの話し合いで困っていたので、どう改善していけばいいかを知ることができた」などの声があり満足した様子がうかがえました。企画後も参加者が熱心に先生に質問していたのが印象的でした。
当プログラムの内容を咀嚼し、実践してゼミやサークルなどの日頃の組織活動をより充実したものにしてもらえれば幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】渡邉秀和(経営学部・市場経営学科3年)