法政フォトジャーナル(2016年度)

I部演劇研究会による薬物乱用防止啓発劇「巣鴨 監獄 冀望王(スガモ・プリズン・ギャングスター)」を実施しました

  • 2016年04月29日
法政フォトジャーナル(2016年度)

3月4日(金)~8日(火)の5日間、市ケ谷キャンパスで学生センター・課外教養プログラム「大学生が考える薬物乱用防止の取り組み」として、法政大学Ⅰ部演劇研究会による薬物乱用防止啓発劇「巣鴨監獄 冀望王(スガモ・プリズン・ギャングスター)」が公演され、231名が観劇しました。

【価値観】個人もしくは集団が世界の中の事象に対して下す価値判断の総体―――広辞苑

秩序の欠片もない、囚人達により支配された無法地帯、巣鴨監獄。
そして新たに、2人の善人が、この地獄へ。

「金儲けだ。麻薬を、売る。」

“自由”なはずのこの監獄で、彼らの価値観は、脆く、剥き出しに。
それでも生きていくしかないから、つよく、何かを求めて。

「ここでは塀の外の地位や名誉なんて関係ない、
誰もお前が“誰だった”かなんて興味ない、
重要なのは、今、お前が“誰か”なんだよ。」

銃声。

(Ⅰ部演劇研究会チラシより)

脚本・演出を担当したⅠ部演劇研究会の熊澤勇汰さんからは、「私達Ⅰ劇がこの薬物乱用防止啓発劇を初めてやらせていただいたのが6年前、私が初めて関わったのが4年前になります。以前から作品作りの過程で『どうやって麻薬の怖さを伝えるか』というのが必ず議題にあがっていました。毎回その解決策は、麻薬を使った人が苦しむシーンを増やす、など。つまり麻薬を使ったことのない私達が、想像で嘘の演技をするしかない状況でした。じゃあ他にアプローチの方法はないのか、と考え今回は『麻薬に関係のない人』を置き、そのキャラを通して客席に問いかける形式を挑戦しました。その他麻薬に対する様々な価値観を持ったキャラから、お客様が少しでも何かを感じ取って頂けたのなら幸いです。」とコメントがありました。

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舞台冒頭「タイトル表示」の演出

舞台冒頭「タイトル表示」の演出

舞台全景

舞台全景

演技中の様子

演技中の様子

集合写真

集合写真