法政フォトジャーナル(2014年度)

公開講座「企業家活動でたどるサステイナブル経営-CSR経営の先駆者に学ぶ-」第3部を開催

  • 2014年12月24日
法政フォトジャーナル(2014年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、12月13日(土)に、公開講座「企業家活動でたどるサステイナブル経営-CSR経営の先駆者に学ぶ-」(全3部・有料)の第3部を開催し、受講者20名、講師・関係者6名の計26名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)。

確固たる志、ミッションがなければ社会に即したサステイナブル経営は不可能であり、社会の前進もあり得ません。しかし、企業の社会的責務を忘れ、ステークホルダーを犠牲にしてまで利益を得ようとする経営者は後を絶ちません。CSR(企業の社会的責任)やBusiness Ethics(企業倫理)に関心が高まっている背景には、社会が必ずしもよい方向に進んでいないという認識を人々が抱いている現実があります。本講座では、経済効率と社会的公正を融合した経営を実践した代表的な企業家を取り上げ、彼らの経営思想や社会貢献活動の視点からわが国のCSR経営のあり方を検証します。21世紀の企業家に求められるサステイナブル経営のあり方を展望する上で、彼らの経営行動は示唆に富み、学ぶべき教訓は多いと思われます。講師はイノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーと外部専門家が担当します。

当日は、長谷川直哉教授(人間環境学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員、「企業家史研究会」代表)と宇田川勝教授(経営学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員、「企業家史研究会」メンバー)の司会のもと、堀峰生氏(一橋大学大学院商学研究科特任講師、「企業家史研究会」メンバー)が「ロータリークラブの創始者:米山梅吉(三井報恩会)」について、長谷川教授が「人類皆兄弟の精神:ウィリアム・ヴォーリズ(近江兄弟社)」について講義を行い、質疑応答では、受講者からの質問に対して活発な議論が展開されました。

本講座は、今回の第3部をもって終了となります。第3部までのプログラム等については、以下のリンク先をご参照ください。

長谷川直哉教授

長谷川直哉教授

堀峰生氏

堀峰生氏

宇田川勝教授

宇田川勝教授

講義の様子

講義の様子