法政フォトジャーナル(2014年度)

国際シンポジウム「オープン・イノベーションの最前線(The Front Line of Open Innovation)」開催

  • 2014年12月05日
法政フォトジャーナル(2014年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、11月8日(土)に、国際シンポジウム「オープン・イノベーションの最前線(The Front Line of Open Innovation)を開催し、講師・関係者6名を含め、計52名の方が参加されました(後援:日本ベンチャー学会、経営学部。会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー26階スカイホール)。

イノベーションの成功が単独のハイテク企業やスーパーサイエンティストによってもたらされることが不可能と認識され、オープン・イノベーションという概念が経営学と実務を席巻しています。具体的なオープン・イノベーションの方策とは何なのか、本シンポジウムでは、スウェーデンのKTH大学、東北大学、立命館大学、そして半導体製造装置産業を代表するギガフォトン社から研究者を招き、欧州、日本、韓国におけるハイテク産業の実証研究を確認しつつ、議論を展開しました。

各講演とパネルディスカションはすべて英語で行われ、Shiaw Jia Eyo助教(GIS(グローバル教養学部)、イノベーション・マネジメント研究センター所員)の総合司会のもと、田路則子所長(経営学部・ビジネススクール教授)より「イノベーションの源泉はどこから来て、どこへ向かうのか(Where Does Innovation Source Come from and Go?)」と題した問題提起が行われ、長平彰夫教授(東北大学大学院工学研究科・工学部技術社会システム専攻)が「新製品開発におけるFuzzy Front End段階のインパクト―日本と韓国の製造業の比較から(The Impact of Activities during Fuzzy Front End on NPD Project Success: A Comparative Study between Korean and Japanese Manufacturers)」、Mats Magnusson教授(スウェーデン王立工科大学(KTH)、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が「新世代の集合的創造性、開放性、革新性(Collective Creativity, Openness and Innovativeness in the New Era)」、榎波龍雄氏(ギガフォトン株式会社執行役員営業部長、法政大学大学院経営学研究科在学中)が「リードユーザー法とオープン・イノベーションは相反するか?―半導体産業における事例から(Lead User Method and Open Innovation are Contradictory?: A Case of Semiconductor Industry)」と題して講演を行いました。

パネルディスカッション「オープン・イノベーションの課題と期待(The Task and Expectation of Open Innovation)」では、石田修一教授(立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科)を交え、参加者からの質問をもとに活発な議論が展開されました。

田路則子所長

田路則子所長

Shiaw Jia Eyo助教

Shiaw Jia Eyo助教

長平彰夫教授

長平彰夫教授

Mats Magnusson教授

Mats Magnusson教授

榎波龍雄氏

榎波龍雄氏

石田修一教授

石田修一教授

講演の様子

講演の様子

パネルディスカッション

パネルディスカッション