法政フォトジャーナル(2013年度)

公開セミナー「日本のグローバル・ニッチトップ企業-優れたものづくり中小企業を巡る新たな動き-」開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2013年06月10日
法政フォトジャーナル(2013年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、5月25日(土)に、市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワー26階スカイホールで、公開セミナー「日本のグローバル・ニッチトップ企業-優れたものづくり中小企業を巡る新たな動き-」を開催しました。本セミナーは当初の定員を上回る多数のお申し込みをいただいたため、急遽、会場を変更して開催され、受講者80名を含め、講師・関係者など計83名が参加しました。

昨今、日本のものづくり企業は、グローバル化の中で極めて厳しい環境に置かれていますが、これまで大手メーカーのサプライヤーであった基盤技術型の中小企業のなかには、グローバルな舞台でも活躍の場を拡大できるだけの潜在的な能力を持つ企業が数多くみられます。

本セミナーでは、全国に広く分布している競争力の高い独自の製品等を保有する独立型の中小・中堅企業をニッチトップ型企業(NT型企業)としてとらえ、その実態を明らかにすることで、今後どのような政策的課題が必要であるかを議論しました。

当日は、稲垣京輔教授(イノベーション・マネジメント研究センター所員、経営学部)の開会挨拶に続き、細谷祐二氏(経済産業省地域経済産業グループ 地域政策研究官)が「グローバル・ニッチトップ企業に代表される優れたものづくり中小・中堅企業の研究 ―日本のものづくりニッチトップ企業に関するアンケート調査結果を中心に―」、稲垣教授が「グローバル・ニッチトップ企業の経営者像 ―中小企業間の協働関係の構築を中心に―」と題して講演を行い、質疑応答では、会場からの質問に対して活発な議論が展開されました。

最後は、近能善範教授(イノベーション・マネジメント研究センター所員、経営学部)による閉会挨拶で本セミナーは終了となりました。

プログラム等はこちらをご参照ください

細谷祐二氏

細谷祐二氏

稲垣京輔教授

稲垣京輔教授

近能善範教授

近能善範教授

会場の様子

会場の様子