法政フォトジャーナル(2011年度)
イノベーション・マネジメント研究センターでは、11月19日(土)に、公開講座「企業家活動でたどる日本の金融事業史―わが国金融ビジネスの先駆者に学ぶ―」(全3部・有料)の第2部を開催し、受講生15名、講師・関係者7名の計22名の方が受講しました(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)。
金融システムは経済の動脈といわれ、経済活動のインフラとしての機能を担ってきました。しかし、サブプライムローンやリーマンショックなど複雑化した金融システムに端を発した不況が、わたしたちの生活にさまざまな影響を与えています。
今回の講座では、金融事業における代表的な企業家を取り上げ、彼らの経営思想や革新的な行動を通して、わが国金融システムの歴史的発展過程とその特色を検証します。
21世紀の金融システムのあり方を展望するうえで、彼らの活動は示唆に富み、学ぶべき教訓は多いと思われます。
本講座は、イノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」(代表:宇田川勝経営学部教授、当研究センター所員)のメンバーと外部の専門家が担当します。
当日は、本講座の企画者の一人である長谷川直哉教授(人間環境学部、当研究センター所員)の司会のもと、粕谷誠氏(東京大学大学院経済学研究科教授)が「財閥と銀行業(1):益田孝/団琢磨(三井財閥と銀行業)」について、黒羽雅子氏(山梨県立大学国際政策学部教授、「企業家史研究会」メンバー)が「財閥と銀行業(2):松本重太郎/岩下清周(大阪財界と銀行業)」について、それぞれ講義を行いました。
本講座は部単位での受講も受け付けております。第3部は12月17日(土)に開講しますので、お申し込み方法、受講料、スケジュール等については、下記リンク先をご参照ください。
※本学学生(学部生・大学院生(研究生・研修生)・通信教育部本科生)は無料