イノベーション・マネジメント研究センターでは、4月7日(水)に、市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワー26階スカイホールで、第13回講演会「ハイテク・スタートアップの国際比較」を開催し、講師・関係者を含め141人が聴講に訪れました。
本講演会は、2010年3月に刊行した『ハイテク・スタートアップの経営戦略―オープン・イノベーションの源泉―』(東洋経済新報社)の出版を記念して開催されました。
ベンチャー企業、すなわちスタートアップはイノベーションの担い手として期待されています。ハイテク産業における既存企業の生き残りは、ハイテク・スタートアップを発掘してアライアンスするオープン・イノベーションの実践にかかっています。講演では、ハイテク・スタートアップを創出するシステムと成長プロセスについて、米国、英国、台湾、日本の事例が紹介されました。
当日は、福田淳児所長(経営学部教授)の開会あいさつに続き、田路則子教授(経営学部・法政ビジネススクール、イノベーション・マネジメント研究センター所員)が「米国―シリコンバレー地域―」、露木恵美子氏(明星大学経済学部准教授)が「英国―ケンブリッジ地域―」、鹿住倫世氏(専修大学商学部教授)が「台湾―新竹地域―」について講演し、新藤晴臣氏(大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授)が「日本―アカデミック・スタートアップ―」、五十嵐伸吾氏(九州大学ベンチャービジネスラボラトリー准教授)が「日本―民間スピンアウト―」と題し、日本の事例を紹介しました。