法政フォトジャーナル(2009年度)

第12回講演会「中国事業の展開 ―コマツの戦略―(発展する中国の流通IV)」を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2009年11月28日
法政フォトジャーナル(2009年度)
  • 撮影場所/市ケ谷キャンパス

イノベーション・マネジメント研究センターでは、11月13日(金)に、市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室で、第12回講演会「中国事業の展開―コマツの戦略―(発展する中国の流通IV)」を開催し、関係者を含め47人が聴講に訪れました。

本講演会は、イノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「中国流通研究会」(代表:矢作敏行所長・経営学部教授)による「発展する中国の流通」シリーズの4回目の講演会となります。

日本とアジアを一つの市場とみなして、日本企業が永続的な存続を図ろうとするアジア市場一体化論が台頭しています。その先駆的な企業が産業・建設機械の世界的なメーカーであるコマツ(株式会社小松製作所)です。中国、東南アジア、インド、中近東、ロシアなどを「グレーター・アジア圏」と呼び、その地域での競争優位性の確立に自社の将来を託す「能動的かつ発展的な国際化」戦略を推進しています。その中核となるのは中国です。

当日は、矢作所長の司会のもと、2006年から今年まで中国総代表兼小松(中国)董事長を務めたコマツ顧問・前取締役専務執行役員の米山正博氏に、北京オリンピックにかけての急成長、その後のリーマンショック、そして中国政府の内需テコ入れ策と激動する中国における事業展開の経験や中国ビジネス論をご講演いただきました。

講演後は、関根孝専修大学商学部教授によるコメントに続き、質疑応答では参加者と活発な意見交換をしました。

  • 米山正博コマツ顧問

  • 関根孝専修大学教授

  • 矢作敏行所長

  • 会場の様子