法政フォトジャーナル(2008年度)

第9回講演会『発展する中国の流通II』開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2008年06月18日
法政フォトジャーナル(2008年度)
  • 撮影場所/市ケ谷キャンパス

イノベーション・マネジメント研究センターでは、6月3日(火)、市ヶ谷キャンパスのボアソナード・タワー26階スカイホールで、第9回講演会『発展する中国の流通II』(協力:財団法人海外投融資情報財団)を開催し、86人が聴講に訪れました。

中国市場の発展は日本企業の行く末に大きな影響を与えようとしています。少子高齢化・人口減少により日本市場は長期低迷期に入り、日本の流通業や消費財メーカー等の内需型産業は、持続的成長のため中国をはじめとするアジア新興国市場にシフトしはじめました。しかしながら、移行経済体制下にある中国は、人件費の急騰、安全・安心の確保、公害問題の深刻化、欧米・華人・華僑資本入り乱れての競争激化、そして市場開放を進めてきた政策の揺り戻し等、多種多様な問題が発生しています。

昨年に続く2回目の当研究センター研究プロジェクト「中国流通研究会」(代表・矢作敏行所長)による本講演会では、矢作所長の司会のもと、中国人民大学商学院副教授・黄江明(こう・こうめい)氏が「中国流通業を取り巻く経営環境の変動」について、東京工業大学大学院経営工学専攻准教授・鍾淑玲(しょう・しゅくれい)氏が「台湾系食品メーカーの中国市場戦略-頂新(康師傳)と統一企業」についてそれぞれ報告を行い、参加者と活発な意見交換をしました。

  • 矢作敏行所長

  • 黄江明中国人民大学商学院副教授

  • 鍾淑玲東京工業大学大学院経営工学専攻准教授

  • 会場の様子