法政フォトジャーナル(2007年度)

公開講座「日本の企業家史 戦前編 ―企業家活動の『古典』に学ぶ―」第1回・第2回を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2007年10月26日
法政フォトジャーナル(2007年度)
  • 撮影場所/市ケ谷キャンパス

イノベーション・マネジメント研究センターでは、10月13日(土)、エクステンション・カレッジとの共催による公開講座「日本の企業家史 戦前編 ―企業家活動の『古典』に学ぶ―」(全12回・有料)の第1回と第2回を開催し、18名が受講しました。(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)

現在、産業構造と企業経営の大転換期を迎え、日本経済はその担い手である企業家の出現を求めています。ただその一方で、企業経営にまつわる不祥事と企業家の品格が問われる事件が続出していることも事実です。

そのような状況のなか、本講座では、第2次世界大戦以前の日本経営史上の主要なテーマを取り上げ、そのテーマを最もよく体現した企業家活動のケースを検証します。登場する企業家は近代日本の工業化と経営発展を主体的に担った革新者であり、彼らの企業家活動から学ぶべきことは多いはずです。講義は、当研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーが担当します。

当日は、宇田川勝所長の司会のもと、第1回は「江戸期大商家の新時代への対応:三野村利左衛門(三井)」と題して、生島淳氏(横浜市立大学講師、法政大学経営学部T.A.)が、第2回は「財閥の形成(1):中上川彦次郎(三井)」と題して、山崎泰央氏(松山大学経営学部准教授)がそれぞれ講義を行いました。
第3回「財閥の形成(2):岩崎弥太郎・弥之助(三菱)」(講師:黒羽雅子山梨県立大学国際政策学部教授)、第4回「会社企業の成立:渋沢栄一」(講師:宇田川勝所長)は、11月17日(土)に開催いたします。

なお、本講座は有料となっており、単回受講も受け付けております。お申し込み方法、スケジュール等については、下記リンク先(エクステンション・カレッジのホームページ)をご参照ください。

  • 生島氏

  • 山崎氏

  • 宇田川所長

  • 会場の様子