キャンパスライフ(2019年度以前)

2018年度からの授業時間割・学年暦の改定について

  • 2016年10月10日
キャンパスライフ(2019年度以前)

本学は「法政大学憲章」を制定し、従来にも増して教育の質向上、学修環境の整備、学生生活の活性化を目指して様々な教学改革を進めています。教学改革の一環として単位制度に沿った授業時間数の確保と、グローバル化をはじめとする社会環境の変化に対応して柔軟な授業設計ができるように授業時間割と学年暦を検討してきました。この度、学部長会議や大学院研究科長会議等、学内の教学組織の慎重な審議を経て以下のように改定することを決定しましたのでお知らせします。

2018年度からの授業時間割・学年暦改定の内容

(1)2018年度から授業時間を1セメスター100分×14回の授業実施に変更します。
具体的な3キャンパスの授業時間は以下の通りとなります。

 市ケ谷キャンパス多摩キャンパス小金井キャンパス現行(※)
1時限9:00~10:409:25~11:059:00~10:409:30~11:00
2時限10:50~12:3011:15~12:5510:50~12:3011:10~12:40
3時限13:10~14:5013:45~15:2513:20~15:0013:30~15:00
4時限15:00~16:4015:35~17:1515:10~16:5015:10~16:40
5時限16:50~18:3017:25~19:0517:00~18:4016:50~18:20
6時限18:35~20:15--18:30~20:00
7時限20:20~22:00--20:10~21:40

市ケ谷キャンパスは2019年4月から授業時間割が変更となります(2018年10月30日追記)。

※現行の授業時間は3キャンパス共通。6時限・7時限は市ケ谷キャンパスのみ実施。なお市ケ谷キャンパスでは、2016年度秋学期に限り、表の記載とは異なる授業時間割で授業を実施しています。

(2)学年暦を見直し、夏季休業期間を現在より6日間長く確保することとします。また、より柔軟な授業展開を可能とするために、休業期間中にサマーセッション(夏季集中特別授業期間)、スプリングセッション(春季集中特別授業期間)を設定し、集中授業の実施を可能とします。

図

授業時間・学年暦改定の理由

(1)単位を実質化するための授業時間数を確保します(1セメスター1,350分超の授業時間確保)。

(2)海外留学や国際インターンシップなど、学生のモビリティ推進を可能とする学年暦を実現します(夏季休業期間の確保)。

(3)月曜日に代表される休日(祝日)授業実施を減少させます(休祝日の授業実施解消)。

(4)柔軟な授業展開を可能とする学年暦を実現します(サマーセッション/スプリングセッションの導入等)。

100分授業導入のメリット

(1)授業時間を100分×14 週に変更することにより、通常の授業期間だけで単位の修得に必要な授業時間を確実に確保することができます。

(2)100分×14週の授業時間導入により、確実に8月1日から夏季休業を開始することができ、従来よりも夏季休業を長く確保することができます。この期間を利用して学生は海外留学や国際インターンシップ、国際ボランティア等の活動に参加しやすくなります。同時に、海外から本学へ短期留学生を迎え入れる幅も広がり、学生との交流の機会も増えます。
教員も海外における学会や研究会、研修等への参加の幅が広がり、教育・研究力向上が期待されます。

(3)学生が「学力の3要素」(知識・技能の習得、課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等、主体的・協働的に学習に取り組む態度)を修得するために、全学的にアクティブラーニングの体制を整え、「単位の実質化」を図る必要があります。100分授業への転換により、今まで以上に、アクティブラーニングに取り組みやすくなります。
例) ①50 分講義×2 回型 ②講義+演習型 ③活動型(授業時間全てを議論に充てる) 等
90分授業では組み込むことが難しかった討論形式の時間も、授業時間が10分増えることで導入しやすくなります。これにより、学生が理解不足への気づきを得ることができる、学生相互に教えあうことで深い理解につながる等の効果が期待されます。
また前回の授業の復習、あるいは当該授業の理解度確認の小テストの実施や、リアクションペーパー等の活用により、教員と学生の双方向の授業展開が可能となります。体育実技などではウォーミングアップやクールダウンの時間を確保でき、ケガのリスクを軽減できます。

(4)夏季休業期間や春季休業期間の一部に集中特別授業期間(サマーセッション/スプリングセッション)を設置できるようになり、この期間を利用して海外から教員を招聘しての集中講義の実施や、フィールドワークや現場実習等、本学が掲げる「自由を生き抜く実践知」を実現する実践型の授業展開が可能となります。

(5)祝日の授業実施が従来よりも減ります。祝日授業日数は、2016年度の6日に対し、2018年度は3日を予定しています。

100分授業の導入は、単に授業時間数の確保が目的ではなく、全学的に授業方法の転換をうながし、自らが思考力を中心とした学力を獲得することを目指し、主体的な学びをより意識化できる大学になるために必須の改革です。今後は新しい時間割・学年暦を活用し、今まで以上に魅力ある授業を展開していきます。

2017年度の授業時間割・学年暦について
2017年度は従来通りの90分制の授業を実施しますので、授業時間割の変更はありません(市ケ谷地区は2016年度春学期以前の時間割に戻ります)。但し、1セメスターの総授業時間1,350分を確保するため、ゴールデンウィークや休祝日の授業実施が若干増えます。2017年度の学年暦については別途ホームページ等でお知らせします。