2025年4月16日2限に、人間環境学部1年生の必修授業「人間環境学への招待」で、DEIセンターの出張講義を行いました。
最初に、講義の中で社会的マイノリティ(少数派)への差別や偏見の具体例について取り上げるため、講義を受けるのが辛くなった場合の対処方法を紹介しました。
前半は、DEIセンター コーディネーターの丸山より、性の多様性に関する基礎知識と、性的同意、ジェンダー・セクシュアリティにまつわるアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)やマイクロアグレッション(微細な攻撃性)の事例についてお話ししました。
また、SOGI(性的指向・性自認)に関するハラスメント(いわゆるSOGIハラ)、カミングアウトやアウティングについてもお伝えし、受講生の皆さんが頷きながら真剣に聞いて頂いている様子が印象的でした。
LGBTQ+とSOGIEに関するスライド①
LGBTQ+とSOGIEに関するスライド②
次に、同じくコーディネーターの川島よりレイシャルハラスメント(人種差別に起因するハラスメント)についてお話ししました。
アンコンシャスバイアスや、マイクロアグレッションの用語説明や事例紹介、それらの場面を見聞きした時の対処法などをお話ししました。
講義の終盤には、レイシャルハラスメントが起きている場面から、「その場にいる誰もが傷つかない会話」を全員に考えてもらいました。手を挙げて発表してくれる学生もおり、積極的に講義に参加してくれました。
レイシャルハラスメントに関するスライド①
レイシャルハラスメントに関するスライド②
SOGIハラもレイシャルハラスメントも、関係の優越性はないため、学内では誰でも加害者にも被害者にもなり得ることを強調し、講義を終えました。
40分という短い時間で、SOGIハラとレイシャルハラスメントのエッセンスしかお伝え出来ませんでしたが、どの学生も真剣に耳を傾け聴いてくれました。
DEIセンターでは、積極的にダイバーシティについて学ぶ機会を提供しています。
出張講義のご依頼がありましたら、DEIセンターまでお問い合わせください。
「人間環境学への招待」出張講座の様子①
「人間環境学への招待」出張講座の様子②
法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)
市ヶ谷キャンパス富士見ゲート1階