法政大学男女共同参画部会が主催する「小金井理系説明会~小金井キャンパスから考える未来のじぶん~」が、5月21日(水)放課後に法政大学第二中・高等学校で開催されました。
このイベントは女性の進学率が低い理工系学部について、中高生が興味・関心を持ち、将来の進路選択をイメージすることを目的として企画され、卒業生・大学院生の「生の声」を届けました。
当日はパネルディスカッション形式で行われ、ハウス食品株式会社に勤務されている山根花鈴様(2023年3月理工学研究科修了)と情報科学部コンピュータ科学科4年の青木桜花さん、生命科学部生命機能学科の川岸郁朗教授、情報科学部コンピュータ科学科の廣津登志夫教授が登壇されました。ディスカッションでは「理系進学のきっかけ」「小金井キャンパスでの生活」「現在取り組んでいる研究内容」「卒業後の進路」等の多様なテーマについて話し合いました。
質疑応答では、「文理選択において、得意な科目か、好きな科目のどちらを優先して決めるべきですか?」「英語が得意じゃないと論文を読んだりするうえで大変ですか?」など進路選択に自身の学力・得意分野をどの程度考慮すべきかといった質問から「サークル・アルバイトと勉強の両立はできますか」「一日の自由時間はどれくらいありますか」など大学生活に関することまで幅広い質問がよせられ、登壇者が一つひとつに丁寧に回答しました。
山根様からは大学院時代に自身の研究に取り組みながら、同時並行で研究室の後輩指導や就職活動・アルバイトなどを行った経験が、現在複数の商品開発に携わるうえで大いに役立っているというお話を伺うことができました。
理系学部には「課題が多く忙しい」というイメージがあるかもしれませんが、実際は多くの学生がサークル活動やアルバイトと両立し、実験も複数人で行うため難しい課題も友人と協力して取り組んでいます。登壇者がこうした経験を語ることで有意義なキャンパスライフを送っていることが参加した生徒たちに実感いただけたようでした。
登壇の様子
登壇の様子
法政大学男女共同参画部会では、今後も女子生徒の理系進学を促進する取り組みを企画していく予定です。
ご参加いただいた皆様や関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)
市ヶ谷キャンパス富士見ゲート1階