DEIセンター

挨拶

DEIセンター

法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)長、キャリアデザイン学部教授 武石 恵美子

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)長挨拶

本学は、2014年度にダイバーシティ推進に向けての議論を開始、2016年度にはダイバーシティ宣言を発表し、その後も継続的に活動を推進してきました。大学は、教職員が働く場であることはもとより、それをはるかに上回る数の学生が集う場であり、まさに多様な人材で構成されています。社会全体が多様性重視へと向かっている状況を踏まえると、特に次代を担う若者を社会に送り出す大学は、ダイバーシティに対して理解を深め、その推進に向けた動きを牽引する重要な役割を担っているといえます。
ダイバーシティが重視される社会へと移行している背景として、2つの点をあげたいと思います。
1つ目は、様々な領域で「少数派」に属する人材が、少数派であるがゆえに能力を十分に発揮できていないという現状に対処する必要があるということです。「少数派」に属する人たちが、差別・不利益を受けてしまう、多数派への同化を求められてしまう、というように多様性の発揮が阻害されることがないようにすることは基本です。
2つ目は、社会課題が複雑化する中で、多様な視点や知恵を結集した「集合知」により難しい問題解決を図ることが重要になっているということです。多様性は、性別や国籍などの属性にとどまらず、価値観や経験・スキルなど様々な側面からとらえられるようになってきており、その意味では一人一人が個性のあるユニークな存在であるといえます。多様であること、他者と違うことを積極的に評価し、多様性が価値を生むための条件を整備する必要があります。
そのためには、多様性(Diversity)が大学組織の中に存在しているということにとどまらず、多様性が受容・包摂されること(Inclusion)、個々人の能力や個性の発揮を阻害する要因が取り除かれ全員に公平な機会が付与され活用できること(Equity)、を併せて実施することが重要です。
こうした考え方に基づき設立されたDEIセンターにおいては、本学における多様性を尊重しそれを活かす仕組みを、大学関係者の皆様と一緒に考え構築し、社会のダイバーシティ推進に貢献する人材を育成するという大学の重要な使命を果たしていきたいと考えております。皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。

2024年4月
法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)長、キャリアデザイン学部教授
武石 恵美子