た行

筒井ゼミ

た行

ゼミのテーマ:幅広いが根幹は共通

ゼミで取り上げるのは、教育/労働/NPO/社会的企業/自治体サービス/地域社会/海外の社会・教育事情……と、非常に幅広いです。
でも、これらすべてに共通しているのは次の視点です。

 ✓    学校のことを学校のなかだけで考えない!
 ✓    教育のことを教育のなかだけで考えない!
 ✓    そうではなく、政治や経済、地域社会や歴史と結びつけて考える!
 ✓    あるいは、海外との比較のなかで考える!

これが教育社会学の発想です。
あなたはどんな社会で暮らしたいですか? 万人にとってのウェルビーイングには、何が必要だと思いますか? 自分が暮らす地域、働くであろう職場、自治体や学校といった、いろんな社会のパーツを対象に学びます。自分とは異なる、多様な人びとの生活事情や価値観とも向き合って、自分自身の社会ビジョンを創り上げます。

​​​​​​​卒論研究にじっくり2年間

≫  2年生秋学期
 キャリアデザイン学部では、2年生秋学期からゼミに所属します。9~12月は、まず、どんな卒論テーマでも共通するアカデミックスキルズの基礎を徹底します。次に、各年度の入ゼミ生の傾向をふまえて共通文献講読をします(2025年度は伊藤和子著『ビジネスと人権』でした)。

 それから、年明けには、(仮の)卒論構想発表をします。卒論提出が4年生12月中旬なので、卒論研究にじっくり2年かけます。

≫   各自、研究フィールドをもつ
 「2年もかかるの?」と思う人もいるかもしれません。でも卒論研究を終えたゼミ生たちは「長いようであっという間だった」と言います。各自、研究対象を決めたら、それをとことん下調べして、インタビュー調査や参与観察調査の依頼状を書いてお願いします。調査を受けてもらえるかどうかは、どれだけ本気で調べているか、その熱意が左右するので、みんな一生懸命取り組みます。

≫    3~4年生
 とことん下調べをするのに、3年生のあいだじゅうかかります。それを、2カ月に一回くらいのペースで、ゼミで発表し議論し、助言をもらいます。「ゼミ生はみんなフィールドが違うけど、だからこそ新鮮な視点のアドバイスがもらえる」とゼミ生たちは言います。

 フィールド調査は4年生で実施するゼミ生が多いです。夏休み中に調査データをまとめ分析をし、秋から冬にかけて卒論を執筆。毎年、原稿用紙換算で100~150枚程度の力作ぞろいです。テーマは、子ども食堂、自治体のユースセンター、困窮家庭の子どもの学習支援、病児サポート専門職の日米歴史比較、県の過疎化と高校行政、などなど、多岐にわたっています。

 なお、海外留学をするゼミ生もいます。フィンランド、オランダ、スペイン、フランス、オーストラリア、アメリカ…筒井ゼミは、自分を広げたい・深めたい(が悩んでいる)学生を応援します。

ゼミで過ごしてどう変わるか

✓     なによりも、自分に自信がつく!
✓     知らない「おとな」に物事を頼みネゴシエーションできるようになる!
✓     聞き上手になる! ✓     説明したり質問したり助言したりするのが上手になる!
✓      論理的で説得的でわかりやすい文章が書けるようになる!
✓      力を入れるときと抜くときがわかるようになる!
✓      視野が広がり、自分自身の社会ビジョンをもてるようになる!