お知らせ

キャリアアドバイザー通信「~キャリサポ-ト実習報告「対面ってすごい!」~」

  • 2022年01月31日
お知らせ

 今年度は春学期1回、秋学期2回の実習をすべて対面で実施することができました!

 秋学期は、中学生・高校生を対象に、学生が考案したキャリア教育プログラムをワークショップ形式で実践します。
こちらでは実習校5校のうち2校での実習を紹介します。

●東京都立飛鳥高等学校定時制(高3)
 ワークショップに参加した高校3年生のうち外国をルーツにする生徒が6、7割いました。そのことが実習前の授業で明らかになったとき、学生たちに戸惑いが広がりました。春学期に学んだグループワークの方法は言語でのやり取りを中心にしたものばかり。さて、どうしたものか?そこからが学生たちの苦悩の始まりです。対象を理解してねらいを定める。準備したものは、さてどれくらい伝わるのか?
 当日は13名の大学生が個々人の持ち味を活かして協力しました。学生にとって春学期から学んできた初対面の相手との関係づくりを実践する場となり、沈黙の意味を考えるという意味でも貴重な経験となったようです。

●三田国際学園中学校(中3:230名)
 実習校から「生徒にとって必要な学びを考えるきっかけを得る、また大学生と中学生の対話が多い時間にしてほしい」との要望がありました。ねらいに沿った内容にするために、グループで何度も話し合い、クラス内で発表し、フィードバックをもらい、混沌と熟慮を重ねつつ、本番を迎えました。
 大学生は、臨機応変な対応が求められ、その場をなんとかを切り抜けることができました。そのことを通じて、実践的なチカラも身につきました。CAは毎回授業に入り、学生のグループ活動、実習本番、そして振り返りまでをサポートしています。実習での経験が自信に繋がった学生、また1年を通して大きく成長を感じられる学生が多く、経験が人を育てるのだと言うことを実感しました。